ランジの動作に機能不全を改善する順序
こんにちは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。
今回は昨日の続きになります。
写真のように台の上にのり、脚幅はスネの骨(脛骨粗面)の長さを事前に計り、その幅で脚を前後に開き、棒を持つ手は左脚前の場合は右手が上になります。
台がない場合は前足のカカトと後ろ足の膝がくっつくようにして、床にしゃがみ、そこから立ち上がるというバリエーションもあります。
そこで、写真のように左脚前の時だけしゃがもうとすると、ぐらぐらしてしまう為にはこの動作ができるように修正するエクササイズがコレクティブ(修正)エクササイズです。※ちなみに右脚が前の時は正しく出来ていると想定します。
修正して、このインラインランジが正しくできることにより、股関節、膝関節、足関節、足部の可動性と安定性の獲得と背中や腿前の大きな筋肉の柔軟性も手に入れることが出来るからです。
では、本題である修正の手順について説明致します。
先ず写真のように左脚前でテストして改善が必要だと、判断した場合に右脚前の膝立ちの機能を見て行きます。
『え?左脚前でテストしたのになんで右脚前なの?』と思われ方もいらっしゃるかも知れません。
今回は左脚が前の時に写真のようにぐらぐらして、右脚が前の時には正しく出来ていると想定していますので、右脚前の時の動作は大丈夫ということになりますので、動きの良い状態から膝立ちからスタートすることにより2つのメリットが考えられます。
先ず①は右脚が前、左膝が床を付けた状態で安定しているかどうか確認する②は①の状態で問題がないと自覚したときに左右対称ではないということが自覚出来ます。
これが確認できたところで、先ほどの左脚が前で右膝を床につけた姿勢になり、横幅を徐々に狭くして不安定な要素を高めて行きます。
この状態を作ることにより、肩がすくみ始めて、緊張が走り、呼吸が乱れてきます。
骨盤が過剰に前傾しながら、股関節も曲がりながら内側に入るなどの不自然な動作になります。
ここで大事なのはこれらの動作の改善に対して、私はあまり具体的な改善方法は多くお伝えしません。もちろん必要最小限ことはお伝えします。
なぜなら、この不安定な動作のなかで、クライアント様がご自身の身体について考え、実践していただくことにより真の安定するポジションを見つけていただくことが必要だからです。
ここで求められる、正しいポジションとは
- 呼吸はゆっくり大きく行う
- 首、肩はリラックス
- 骨盤はニュートラルにして股関節は真っ直ぐ
最初はいつもの身体の使い方と違うので、違和感を感じるが正しいポジションになるために頻繁に小分けにしてコレクティブエクササイズを行っていただくのがお勧めです。
本日は以上となります。
最後までお読みいただき、貴重なお時間を誠にありがとうございます。
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