鎖骨
こんにちは、横浜本牧・中華街で運動の個人指導をしていますパーソナルトレーナーの宮原崇です。
本日は身体を後ろに反らせる動作が苦手という方に鎖骨のアプローチをしました。
この写真は昨年の私です。
あまり良いモデルではないので恐縮です。
身体を後ろに反らしていますが、大きな大きな特徴があります。
それは胸からお腹にかけて真っ直ぐということです。
口元もぽかんと開いているので、首前面に関わる筋肉にも問題がありますが、そこは置いときます。
これは①下位胸郭の拡張の制限により上位胸郭の挙上が制限される②上位胸郭が制限を受けることにより胸椎全体のしなやかせが失われる、というメカニズムになっています。
またそれ以外にも鎖骨後退制限もいくつかあるうちの一つの原因でもあります。
これの原因は重たいリュックサックを背負うことにより鎖骨に対して皮膚の滑りがわるくなったり、鎖骨付近の関節の動きが制限されることによるものです。
対策としては鎖骨上の皮膚を薄く引っ張りながら肩を動かす動作を繰り返します。
鎖骨の動きに制限がある場合はこれを行うことにより身体の動きも良くなる可能性がありますので、試してみる価値はあります。
鎖骨は人体にとって上肢を自由に動かす為に必要不可欠ですが、哺乳類の四肢動物は鎖骨が消失していて、大きな動物のように筋量が十分にあれば前肢で支えられる構造も生物の不思議さを感じます。
本日は以上となります。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
※引用参考文献
- リアライン・トレーニング(体幹・股関節編)蒲田和芳 著
- 実践肩のこり・痛みの診かた 治し方 編集 菅谷啓之