人々はなぜスマホに夢中になるのか

昨日と今日は穏やかな天気で青空が最高に気持ちが良い、という感じでしたね。

来週の初めには中学3年生に向けて、お話をする機会をいただきました。

当初のテーマは健康面を考慮して「視覚」についてお話をさせて頂こうと思い、資料も作成していたのですが、時間にも限りがあり、それはまた改めてということになりましたので、今回は「逆境をどのように自分のエネルギーにしていくか」的なお話をさせていただきます。

その報告や感想はまた、当日お話をした後に書かせていただきます。

さて、なぜ私が中学生に向けて「視覚」のお話をさせて頂こうと思ったのか?

について書かせていただきます。

なんとなく、想像できる方も多いかと思いますが、現代社会は「デジタルデバイスが必要不可欠」になってきております。

当然、大人だけでなく、幼少期からデジタルデバイスに触れる機会も多くなっております。

その代表的なデバイスはやはり「スマホ」であります。

現代人は昔と比較して、テレビの視聴が圧倒的に減少した代わりに、スマホの閲覧時間が圧倒的に増えており、専門家によっては「スマホ中毒」というタイトルの書籍も出す程、若年者によるスマホが手放せない現象は起きています。

若年者に限らず、中高年もスマホの閲覧時間は圧倒的に増加しております。

これは脳機能的観点でもスマホに夢中になる仕掛けというのは多く存在しています。

ここで大切なのはスマホの恩恵を受けつつ「どんな時に脳はスマホに反応して、夢中になってしまうのか」ということを理解することであります。

例えば、承認欲求を最大にくすぐるSNSは「社会と繋がっている」という人間の本能に刺激を与えていますので、これをどのように自分で閲覧時間や投稿頻度を抑制できるかは、心身の健康にとってもとても大切な観点であります。

もっと具体的に述べますと「スマホと脳の関係性」を理解することは「集中力向上」「認知症予防」「ストレスマネジメント」においても大切な要素となります。

眼球は脳に最も近い臓器であり、唯一体表にある臓器でもあります。

様々な視覚情報の歪みは脳機能そのものを歪ませると言っても過言ではありません。

今後どのようにデジタルデバイスと上手く付き合っていけるかによって、心身の健康も変わってくるのではないでしょうか。

運動だけでなく、生活習慣の見直しも変えるきっかけを与えるのも私の仕事だと常々思っております。

本日は以上となります。