骨盤②
こんにちは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。
肩の調子もコレクティブエクササイズで改善されてきたので、そろそろ筋トレを再開したいと思う今日このごろです。
さて、先日の骨盤の続きです。
PRIではレフトAICパターンが多く存在していて、右重心で右股関節伸展、内転、内旋ということでしたが、これが骨盤にも大きく影響するので、是非押さえておきたいところであります。
本日は仙骨の耳状面と腸骨の耳状面で形成されている仙腸関節についてです。
この関節の後ろ側(背面)の靭帯は発達していて、あまり可動性がないと解剖学の本ではよくいわれているのですが、個人的には生体ですと少し違うような気がしています。
仙腸関節の靭帯は①前仙腸靭帯、②腸腰靭帯、③仙棘靭帯、④仙結節靭帯、⑤後仙腸靭帯の5つがあります。
仙骨と寛骨の靭帯が発達していて強靭な組織によって連結されている理由として、脊柱からの負荷を仙骨が寛骨に伝えるというのが考えられます。
脊柱から荷重が掛かると、仙骨の左右にある耳状面が軸となり、仙骨の下(仙骨底)が回転運動を起こして、前下方に移動します。その際にこの運動に耐える為に強い靭帯が必要なのです。
③仙棘靭帯と④仙結節靭帯は仙骨と座骨棘、座骨結節と繋がり、仙骨下部が後方へ移動しなように守っています。
⑤後仙腸関節は仙骨の上部と腸骨後部と連結していて、②腸腰靭帯は第5腰椎横突起と腸骨稜が連結していて、第5腰椎の捻転、前方に移動しないようにしています。
スポーツクラブでよく見かけるのが仙腸関節の片側前傾、片側後傾です。
後傾している側に尾骨は傾き、後傾している側に引っ張られて、仙骨が傾くケースがあります。
これは尾骨が後傾していて、後傾している側の殿筋が働きやすくなります。
まだまだ骨盤については書きたい事まだまだありますが、
本日は以上となります。
貴重なお時間を使い誠にありがとうございました。
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