職人気質だけでは社会は変えられない
こんにちは!横浜筋トレスタジオの宮原です。
今日は朝6時からスタジオに入りました。
強風と雨で台風だった天気が嘘のように晴れて、隙間時間に中華街で大好きな江戸清のブタまんを買い、車中で食べて伊勢山皇大神宮で参拝して来ました。
さて、今日の話題は意外だと思われるかもしれませんが「トレーナー業界に違和感」というお話です。
皆が皆そうではないのですが、職人気質が多いのがトレーナーであります。
分かりやすくお伝えすると「細かいことに拘りを持つ」ということです。
例えば「あのトレーニングフォームが良くない」とか「添加物を食べるのは身体に良くない」意外とどうでも良いところに拘りがあり、それを一般の人にまで求めてしまいます。
僕自身は元々、あまり運動が得意でないので運動が苦手な方の気持ちが分かる方だと思います。
しかし、トレーナー業界しか知らないで生きて来た人達は視点が狭くなってしまうあまり、どうでも良いことに時間を割いているような印象があります。そもそもトレーナーのサービス受ける一般の方は、そこまで細かい事を求めておらず、トレーナー視点の細かい事柄は逆にうるさく感じると思います。
恥ずかしながら、私も以前はそのような指導方法をしておりましたが、様々な業界の人と関わることで「どうでも良い事に拘っていた」と気が付くようになりました。
しかし、残念ながら私の周囲はまだまだ自分以外の指導者の指導方針やトレーニングフォームを見ては「あれは間違っている」「あれは偽物だ」「これが本物だ」とどうでも良い議論をしている実情があります。
もし「トレーニングエクササイズ選手権」的なものがあり、それの世界一を決める大会があり、めちゃくちゃ綺麗なフォームでないと試合に勝てないのであれば、それを追求すれば良いだけの話であって、ある程度基本に近ければあとはやっていくうちに精度が勝手に上がるものだと思います。
表現を変えると「大局か小極」で物事を捉えているか、という違いであります。
職人気質で小極的な視点や観点が多いトレーナーは職人の世界で勝負すれば良いとは思いますが、社会をより良くしていく為には、やはり大局的視点や観点が必要だと感じる今日この頃であります。