アメリカ解剖実習最終日
こんにちは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。
早いもので、今日が解剖実習最終日でした。
アメリカ大統領の政権交代で国民の意見も様々なようです。
それが天気に現れているのか、アリゾナでは珍しく2日連続の雨模様。
朝の講義を終えて、バスに乗り込もうとしたら運転手さんがドアを閉めて「バイバイ」とアメリカンジョーク。これも政権交代の影響だったのでしょうか(笑)。
さて、そんななか始まった最終日でしたが、正直見たいところや勉強したいことが沢山ありすぎて、時間が足りなかったというのが率直な気持ちです。
今日は脳を頭蓋から取り出すというのがメインテーマでした。
ご存知のように頭蓋骨はとても硬いため、電気のこぎりを使用します(もうここもでくると凄い次元になってきます)。
そこから見えたのが、想像以上の硬膜の硬さと脳の緻密な設計です。
感触もとても柔らかくて、脳を解剖すること自体、高度な技術が必要とされます。
私自身は首まわりの筋肉を解剖していた為、目で確認できたのはクモ膜、大脳くらいでした。
個人的には小脳テントを見たかったですが、楽しみは次回にとっておきたいと思います。
後半はトッド先生の解剖による、脳から脊椎にかけての中枢神経ラインを見ることが出来ました。これも自分にとって大きな収穫です。
この日に解剖、見ることが出来た部位をまとめると
- 硬膜、大脳、クモ膜
- 中枢神経の走行ライン
- 交感神経菅
- 眼球
- 舌
- 後頭下筋群
- 棘上筋、棘下筋、小円筋、肩甲下筋
- 腕神経叢
- 仙腸関節
- 股関節の脱臼ポジションの確認、腸骨大腿靭帯・坐骨大腿靭帯
- 大腿骨頭
- 寛骨臼
- 顎関節・関節円板
- 膝関節・前十字靭帯・内外則半月板
- 耳の外耳道・鼓膜
- 脊柱・前縦靭帯・椎間板
研究室で研修は時間厳守ですが、終了時刻を大幅に延長していただくという前代未聞の事態。サポートしていただいた先生に聞くと今回の研修チームはかなり気に入られているとのことでした。最後は研究室で音楽家の皆さんを中心に実習生全員で先生方に向けての歌のプレゼントするという感動の場面もありました。
実習終えてからグループで記念撮影はこんな感じです。5日間全力出しきりました。
夜は打ち上げのパーティー!
本日は以上です。
貴重なお時間を誠にありがとうございました!