投球をする前に、、、

こんばんは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。

今日は朝から品川で日本で最も有名なトレーナー方の講演会を聞いてきました。普段のトレーナーの技術勉強会とは違い、トレーナーの生い立ちや普段考えていること、人生観、トレーナーという職業でこの世を良くしていくための心構えなどを聞かせていただき、話に引き込まれすぎて、まるで映画を観ているような感覚に陥る瞬間もありました。

それくらいとても有意義な時間となり、今年参加して良かった講習会ベスト3に入る良い内容でした。

さて、肩の動きについてですが、なぜ肩の動きにこんなに特化しているかというと、私事で大変恐縮なのですが、学生時代に野球で肩を痛めましたて、完治せずに野球を断念した経緯があります。

その理由が知りたくて日々勉強しているということもありますが、この知識が多くの方の手助けとなると信じているのでもう暫くお付き合いください。

まずはこの絵をご覧ください。

これは肩の動きによって様々な筋肉や靭帯が安定性に関与していることを表しています。

今回は野球の投球動作の時にも行う、肩の関節を90度外転時で内外旋をすると靭帯がどのように関わりをもたらすのか、見ていきましょう。

 

上の写真で中間の時は、前下関節上腕靭帯(AIGHL)、腋窩陥凹(Axillary pouch)、後下関節上腕靭帯(PIGHL)の3つが同時に緊張をします(下の写真の赤字)。

続いて、外旋位になった時は上腕骨頭が前側で且つ下を向きますので前下関節上腕靭帯(AIGHL)が緊張します。これによって上腕骨が安定します。

逆に内旋の時は上腕骨頭が後ろで且つ下の方向に向くので、この時は後下関節上腕靭帯(PIGHL)が緊張することによって骨頭が安定します。

投球動作では肩周りの筋肉以外にもこのような組織に着目すると、投球という動作をするためにその選手が肩の適切な可動域をしっかり確保できているか確認しておくのも怪我の予防につながるかと思います。

本日は以上です。