きちんと歩く上で筋力に加えて訓練が必要な場所とは
こんばんは!横浜筋トレスタジオの宮原崇です。
加齢によって様々な障害を来すのは自然の摂理でありますが、いかにこれを的確に対処していけるかが大切になると思います。そこで必要なのが「知識」と「情報」となります。この「知識」と「情報」をどこから取得するかによっても、どのような「行動」に繋がるかは、様々です。その為、一つの考え方に固執しないのも大切な要素とはなりますが、ある程度の「軸」が必要なのも確かです。
加齢によって起きる様々な変化の中で、今回紹介するのは「前庭障害」についてです。この「前庭障害」によって「ふらつき」「めまい」が起きて「歩くことがものすごくハードルが高くなる」ことにつながります。
そこで、この「めまい」と「ふらつき」の定義について、医療従事者の先生方は以下のように分類分けをしております。
めまい:「周りが回って見える」
ふらつき:「体が左右前後に揺れる感覚(回転しない感覚)」
どちらにしても、このような感覚がある状態では、自分自身の身体をうまく扱うことができなくなりので、二足歩行を移動手段としている人間にとって、当然歩くという行為がとてもハードルが高くなります。
実はこのような「めまい」や「ふらつき」についてのお悩みは多くおり、その影響で近年では運動指導者でも、この分野について学ぶ機会が多くなってきております。「めまい」や「ふらつき」を治すことは職域上、出来ないのですが、知識を備えておくことで、必要に応じて医療機関での受診のお薦めや専門家の紹介する事が出来ますので、決して不必要な事ではないと感じております。
それでは、実際にめまい、ふらつきのぞれぞれの原因を簡単に見ていきましょう。
めまいの原因:耳の奥にある「三半規管」「耳石器」「前庭に関わる神経」が何かしらの原因によって、障害を受けた時に眼球運動が異常な動き(眼振)をして、めまいが起きると考えられています。
ふらつきの原因:「脳神経」「三半規管」「筋肉」「骨」が正常な状態から逸脱した時に、ふらつきが起きると考えらています。
「めまい」や「ふらつき」の原因となっているものが「何なのか?」ということが特定できれば、お悩みの方も「こわがらない」で済みますので、先ずは「なぜ、そのような症状が起きているのか?」という原因を特定できることが大切となります。
その特定方法は大きく3つに分けることができます。
それは「前庭動眼反射」「前庭頚反射」「前庭脊髄反射」です。
要は、めまい、ふらつきの原因は「眼」「首」「背骨」のどれが該当するのか、というものを見ていくものとなります。
健康づくりの知識としてお役に立てれば嬉しいです。
最後までお読みいただきありがとうございました。