「学習能力」「運動神経」の前に「視覚の評価がお勧め」
こんばんは!横浜筋トレスタジオの宮原崇です。
例えば、小学生のこどもが授業中に教科書を読むのが苦手だったり、少年野球チームの中でやたらとボールを取るのが苦手なこどもがいたとします。
このようなケースに対して先生からは「集中力がない」あるいは「学習能力が低い」と評価されたり、コーチからは「運動神経がわるい」などのレッテルを貼られてしまいちがちです。
果たして、教師や運動指導に関わるコーチがこのようなケースのこどもたちに対して、どれだけの割合の方が「もしかしたら、視覚システムに問題があるのでは?」という視点を持っているでしょうか。
おそらく、子供に関わる職業の多くの方が「視覚」に対して評価をする事は少なく、また「視覚システム」が「動作」「感情」「性格」「学習能力」「集中力」に深い関わりがある、ということに対しても気づきが薄いと思います。
姿勢に関しても同様で、姿勢がわるいのも「筋力」「意識」に依存しがちですが、実は「視覚システムは最大70%も姿勢のコントロールに関与」していることも認知度が低いかもしれません。
「歩行」も例外ではなく、スマホなどの液晶画面だけを見ている生活が長く続くことで、歩行と視覚機能の連動性が低下することもわかっていますので、デジタルデバイスが公私問わず必須の現代人にとって、視覚システムを訓練する事は「健康づくり」「転倒予防」「学習能力向上」「運動能力向上」「集中力向上」においても大切な要素となります。
「めまい」「ふらつき」の症状に深く関わる「前庭システム」においても、視覚システムがきちんと働くことで、うまく連動してくるようになりますので、ぜひ「呼吸」「体性感覚」「視覚」「前庭」「統合」という運動の順番が「健康づくり」「歩行改善」において大切だということを覚えておいてください。
最後までお読み頂きありがとうございました。