脳機能低下させない為の考え方

横浜市中区本牧原バス停前で「生活習慣病の予防・改善ダイエットサポート」「肩こり・腰痛予防改善」「中高齢者の筋力向上・歩行改善」「筋トレ」「ピラティス」「野球サポート」を主体に仕事をさせていただいております、横浜筋トレスタジオ代表の宮原崇と申します。

このブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。

人間関係、学習能力、食事の習慣、仕事の効率、スポーツ競技パフォーマンスなど、全て脳機能が関わってきます。

この脳機能の低下が起きる事で、人間にとって様々な弊害をもたらします。

脳神経の細胞は100億存在しており、一つのニューロンという単位が他の神経細胞と1000箇所で繋がっています。

その繋がっている場所を「シナプス」と呼びます。

脳の中には電気信号が走っていて、これだけで構成されていたら、脳はショートしてしまう可能性がありますので、電気信号と電気信号の間は少し空洞があります。これが「シナプス」となります。

この空洞の間を信号伝達するブリッジングの役割が「神経伝達物質」となります。

神経伝達物質の生成から終了するまでには5つのステップが存在します。

例えば、セロトニンという神経伝達物質であれば、トリプトファンという必須アミノ酸から生成されます。

作られてたセロトニンという神経伝達物質は使われずに、小胞という小さな袋の中に取り込まれて保存されています。

保存された神経伝達物質は電気信号が来ると、小胞がシナプス前細胞の膜に近づく事で、小胞と前細胞の膜が融合して、シナプス間隙と呼ばれるシナプスの間に神経伝達物質が出てくる仕組みとなっています。

ちなみに、シナプスもニューロンも細胞膜もオメガ3などの脂で構成されており、神経伝達速度もこの脂の質によって左右されます。

その為、幼少期に「魚を食べると頭が良くなる」とよく言われていたのはこういった理由から来ています。

前細胞から出てきたセロトニンは細胞受容体があるシナプス後細胞にくっつき、後細胞の電気刺激が起こり、神経伝達が起きる仕組みになっています。

後細胞にくっついたセロトニンは一部、前細胞に戻るのですが、全部が戻るわけではなく、一部分解されていきます。この分解するにあたり働く酵素がCOMT,MAOと呼ばれるものとなります。

これも遺伝子によって個人差がありますので、気になる方は医療機関での遺伝子検査をされるとうよいかも知れません。

この後細胞の受容体から前細胞の小胞に戻る「再取り込み」作業が行われます。

この再取り込みが出来るか出来ないかによって、セロトニンなどの神経伝達物質の量が決まります。

再取り込み作業が行われる為には、この再取り込みの入り口がしっかりと開いている事が大切です。

この入り口が閉じてしまうと、シナプス間隙に神経伝達物質が溢れてしまいます。

製薬で使われるSSRIはセロトニンの再取り込みタンパク質の阻害、SNRIはセロトニン・ノルアドレナリンの再取り込み阻害を活用していますが、違法薬物も全てこのドーパミンの再取り込み口を阻害する事で、シナプス間隙にドーパミンが溢れて、幸福感が必要以上に感じてしまう仕組みとなっています。

まとめますと、神経伝達には5つのステップが存在します。

①合成②放出③受容体に結合④分解⑤再取り込み

という流れがあり、私たちの健康づくりにおいては①の神経伝達物質の合成と⑤の再取り込みを日常での食事、つまり栄養でコントロールすることが脳機能低下を予防する上で、とても大切な要素となります。

健康づくりの参考になれば幸いです。

本日は以上となります。

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