肩の問題解決を運動で行うポイント⑨
こんにちは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。
今日も充実した日に感謝です。
今回は実際のセッション時で起きたケースを紹介いたします。
初めてバックスクワットを行っていただいたのですが、写真のように担ぐポジションになると肩に痛みが走るとのことでした。
もしかしたら「スクワットは脚を主体としたトレーニングなのに、なぜ肩が痛くなるの?」と思われた方もいらっしゃるかもしれません。
実は姿勢が原因でこのバーを担ぐという行為自体が肩へのストレスがものすごく出てしまうのです。
一言で言うと肩の関節が硬いということになります。
しかし、その答えだとあまりにも素人的な考えなので、具体的にお答えいたします。
先ず、バックスクワットの時にバーを担いで肘の位置が下の写真のように身体に対して、垂直であるべきだと私は考えます。
その理由は、もし次の写真のように肘の位置が身体に対して後ろにある場合、上腕骨頭が関節窩に対して前方に出ますので、肩関節の前側の神経、関節包、上腕二頭筋腱などのストレスを加えることになり、結果肩を痛めることになります。
意図的に肘を後ろに出す場合を除いて、体側に対して肘が真っ直ぐにする時に、身体に求められる要素はズバリ胸椎を進展させるということです。
つまり、バックスクワットで肘が後ろ行ってしまい、なおかつグリップがしかっり握れないという方は猫背傾向、もしくは胸椎の伸展が足りないかもしれません。
今回のクライアント様はのケースは準備運動で胸椎伸展のエクササイズを行ったので痛みが出た時に胸椎回旋の要素を入れたコレクティブ(改善)エクササイズを入れましたが、バーを担いだ時の痛みは改善されなかったので、他の種目に移行しました。
この方がバックスクワットを肩の痛みがなく行えるためには、先ずは胸椎の伸展を改善する必要があるので、引き続きしっかりサポートしていきたいと思います。
本日は以上となります。
貴重なお時間を誠にありがとうございました。