どの指がしびれていますか?
こんばんは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。
今日は午後から恵みの雨ということで、午前は自転車で仕事に行き、雨が降り出す前に帰宅してエネルギー補給してから、再び徒歩で仕事に向かいました。あんな土砂降りになるとは予想していなかったので、幸運に感謝です。
さて、「首が原因で腕や指先がしびれている」と医師の診断を受けたけど、今まで湿布と痛み止めを飲んで少し症状が緩和したから、少しずつ運動を始めたいとご相談を受けました。肩周りが痛いと50肩と一括りにはいかないのが肩痛に対しての考え方の難しいところでもあるかと思います。
首が原因で腕や指先がしびれている場合、医療機関では「頸部神経根症」という診断名がつくことがあります。
「頸部神経根症」かどうか判別するために、超音波を使い頚椎と神経根の状態を超音波画像で確認しながら、神経根にブロック注射を行う医療機関もあるそうです。僕が学生時代、野球で肩を痛めたときの主治医は目視を行っていたのが20年以上前なので、医療の進歩はすごいですね。
この頸部神経根症であるかどうかを超音波以外で確認する以外には、spurling testという痛みを誘発するテストがあります。
頚椎の伸展・側屈の状態から頭部を垂直に圧迫をかけて、肩周りに痛みが出たら、この症状の疑いが出てきます。
もう少し細く見ていくと、C6(頚椎6番)の神経根症では親指、C7神経根症では中指、C8神経根症では小指に痺れが出ます。どの指が痺れているのかということもご自身で把握しておくことが大切です。
これらの症状に関与する斜角筋群という筋肉があるのですが、これから我が子にアンパンマンの絵本を読む大役が待っているので(笑)、本日は以上です。
※世界のTKこと近藤拓人さんが運動指導者向けのセミナーを横浜で行います。