めまいの種類

こんにちは!横浜筋トレスタジオの宮原です。

高齢者のお悩みの一つとして「歩行中のふらつき、浮遊感」による過緊張や目眩があります。

このような症状は「筋力強化」では解決される事はほとんどありません。

なぜなら、根本的な原因は筋力低下ではなく「前庭システムの機能不全」によるものだからであります。

60歳以上になると前庭神経核の神経細胞の約20%は減少されていて、70歳以上になると半規管の有毛細胞が40%以上、耳石器の有毛細胞は20%以上減少していると言われておりますので、当然この機能を向上させていくような訓練が必要になってきます。

めまいに関してもメカニズムと種類が明確になっているものと、他の疾患を伴うケースが存在しています、

「中枢性めまい」「末梢性めまい」「頚性めまい」という3つの種類のめまいがありますが、それぞれ詳しく見ていきましょう。

「中枢性めまい」の特徴は、脳の障害によって来すものなので高い確率でめまい以外の症状も同時に発症しています。この場合は念の為、脳梗塞などの疾患がないか、医療機関でのご相談がおすすめです。

「末梢性めまい」の特徴は、頑張ればなんとかバランス機能を保つ事が可能となります。原因としては聴覚低下によるものとして考えられています。代表的なのが「良性発作性頭位めまい症」「メニエール病」があります。

「頚性めまい」の特徴は、首の骨や筋肉などのストレスや血流不全によって起きるめまいであります。こちらに関しては適切な運動方法や日常生活での動作不良の改善を身に付けることで、改善されやすいものであります。

これらのめまいに対して「医療従事者の領域なのか」「運動指導者の領域なのか」を見極める事はとても大切な要素となります。

医療従事者の領域であれば「頭位置換法」で介入していく事が効果高いと言われており「Epley Maneuver」「Semont Maneuver」「Brandt-Daroff Exercaise」「Lempert Roll Maneuver」という方法がそんざします。

運動指導者が介入領域は「前庭機能のトレーニング」で改善できるレベルであります。「歩行中の浮遊感」「地面を押す感覚の低下」「バランス機能低下」などの症状がこちらに該当します。

「歩きに自信がない方」「将来の転倒予防」などのお悩みや目標に対して、運動のやり方がわからない方はぜひ体験にお越しください。

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