健康のバラメターの指標として
横浜筋トレスタジオの宮原崇です。
現代において、あるいは高齢化社会において、脳神経に関与する運動療法は必須の課題であります。
例えば、脳神経には12個存在しています。
12個にはそれぞれ役割が決まっていて、どれを活性化させることで、身体にどのような反応が起きるのか?ということが決まっております。
順番に見ていきましょう。
1番の嗅神経は嗅覚情報の伝達という役割があり、主に側頭葉と大脳辺縁系に情報がいくようになっています。
2番の視神経は視覚情報の処理と伝達を担っています。
3番の動眼神経と4番の滑車神経は、主に眼球運動に関わっていて眼球運動によって活性化させていきます。この2つは「中脳」に神経核を持っています。
ここを活性化させることで、交感神経が優位になり、関節を曲げる筋肉(屈曲筋群)の出力が向上していきます。
5番は三叉神経は食事中によく咀嚼することで活性化していきます。
6番の外転神経は眼球を外側(外転)に動かす時に活性化していきます。
7番の顔面神経は表情を豊かにすると活性化していきます。
8番の内耳神経は音楽などで活性していきます。
この5〜8番は「橋」に神経核を持っていますので、これらが活性化することで交感神経が優位になり「体幹を安定させる」「身体を伸ばす筋肉(伸筋郡)」の活性化につながります。
9番の舌咽神経は飲み込みなどによって活性化していきます。
10番の迷走神経はお腹周りを温めたりすることで、活性化していきます。
11番の副神経は肩の上下運動などで活性化していきます。
12番の舌下神経ではベロの運動で活性化していきます。
9〜12番は「延髄」に神経核を持っていますので、これれらが活性化することで「緊張を抑える」「過度の身体の反りを抑える」などの役割を担っています。
筋トレで身体の不調が改善されない場合は、一度の脳神経のバランスを考慮することがお勧めであります。