あなたの腰痛の原因は?
おはようございます!横浜筋トレスタジオの宮原です。
小正月も過ぎてしまいましたが、日々があっという間に過ぎ去っていくのだと先日お客様と話しておりました。
年末年始は「腰痛」に関するお悩みが多かったので、腰痛についての学びをあらためて行いたいと思います。
世界的に見ても腰痛に関する悩みは絶えないもので、医療費としても莫大なお金を掛かっております。
日本においても2011年の腰痛に関する医療費は820億円という莫大な金額が掛かっているようですが、それだけ腰痛は多くの国民にとっても悩みの一つであります。
成人の80%が生きていて、一度は腰痛を経験すると言われており、その原因は様々であります。
腰痛の主な原因とは
脊柱狭窄症やヘルニアなどの診断名がついてないものを「非特異的腰痛」と呼びますが、多くの方が日常の生活習慣、座りっぱなし、運動不足などによって症状が表出しやすくなっております。
特には日本人は世界一座りっぱなしの習慣があると言われており、いかに運動を意識していくかは今後の大切なテーマであることは間違いないかと思います。
このような原因がいまいち特定できない腰痛の原因を考えた時に、以下のような要素が考えられます。
- Biomechanical:バイオメカニカル(機械的)
- Physiological:生理学的
- Personal:パーソナリティー(個人差)
- Psychosocial:心理的ストレス、社会的要因
- Motor Control:モーターコントロール
この5つが腰痛の原因であると述べているのは、腰痛の研究者として権威あるStuart McGill博士であります。
McGill博士は腰痛に対して運動療法を推奨している専門家でもあります。
しかし、腰痛が起きる原因というのは複数のものが絡み合っていて、「これが原因です」という特定ができるものがないというのも現段階での結論となっています。
それでは一つひとつの原因を順番見ていきましょう。
腰痛の原因は様々
生理学的とは、自律神経、呼吸の仕方、循環器、ホルモンなどの不具合によって腰痛との関連性を判断していくものとなります。
パーソナルリティーとは、ご本人の過去の経験によるものが大きいかもしれません。例えば過去にぎっくり腰に対する恐怖心、ストレスレベルの大小、痛みの閾値によっても腰痛の感じ方が異なります。
心理的ストレス・社会的要因とはプライベート、会社、職業、学校などでの人間関係や仕事でのストレスレベルが高くなることで腰痛の発症が高くなるという観点となります。
身体の動きをしっかりとコントロールする能力を高めることで、痛みを抑制する能力も向上する可能性がありますので、多種多様なエクササイズ、歩行などの日常生活で身体の正しい動かし方、立ち姿勢などの要素を見直していくという観点です。
このように腰痛と言ってもただ単に、骨や関節や筋肉の問題によって発生するだけでなく、様々な要因によって発生すること可能性があるということをお分かりいただけるかと思います。
整形外科でレントゲン撮影して「骨には異常なし」という診断を受けても、実際に痛みは続くという方は多いですが、実際に画像での原因特定できない腰痛患者は85%もいると言われております。
明確な原因が知りたいという方も多いかと思いますが、先ほど紹介した5つの要因だったという方も少なくないと個人的な印象があります。
この他に暴飲暴食、睡眠不足、昼夜逆転が原因で腰痛を引き起こすケースもありますが、こちらはまた別の機会でご紹介いたします。
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