立方骨に敬礼!

こんばんは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。

今日も相変わらず時間の流れが早すぎます。

今年の1月にアメリカの解剖実習に参加してからずいぶん時間が経過したな〜と昼間に思い返していました。

さて、扁平足が足の土踏まずにどのように影響を与えてしまうか?考えていきたいと思います。

内側の縦アーチについては以前書きましたので、今回は外側縦アーチに着目しています。

基本的に内側縦アーチは地面に接していませんので、踵や外側の足底が地面に対して接地しています。地面に接している部分、特に外側縦アーチが低下してしまうと、足全体のアーチが崩れてしまいます。

外側縦アーチの要である立方骨が下がり、後足部内反、距骨下関節回外によって外側縦アーチの低下の原因となります。

では、立方骨はどうして下がってしまうと更に追求していくと、やはり距骨下関節の回外という要因があり、それ以外に踵立方関節の不安定性、踵骨の前方傾斜が考えられます。

ちなみに、立方骨に付着している筋肉は短母趾屈筋、母趾内転筋、短小趾屈筋があるため、足部アーチに欠かすことのできない内在筋のトライアングルが存在しています。立方骨の偏移によってこれらの筋肉が働かなくなると足部の外側縦アーチ低下につながります。

内側縦アーチと外側縦アーチを比較した時、外側縦アーチの方が剛性が高いです。

その理由も外側縦アーチの構造は立方骨の後ろには踵骨、前側には第4・5中足骨に挟まれており、更に強い靭帯が周りにあるからです。

剛性が高い低いというワード出たので、ついでに距骨下関節が回外をすれば、足部全体は内反させるので剛性になり、距骨下関節が回内すれば足部全体が外反させられるので剛性が低くなります。

さらに立方骨はアーチにとって重要な横足根関節と足根中足関節にも深い関わりがあるので、相当大切な骨なのがわかります。ということで立方骨を大切にしましょう!というお話です。

立方骨がそもそも動きが低下している場合は、立方骨の可動性を向上されるために、丸めたタオルやビー玉などを利用して可動性を取り戻してから、足部の内在筋のトレーニングがお勧めです。

本日は以上です。