筋力を鍛えれば必ずしも歩けるようになるわけではない

こんにちは!横浜筋トレスタジオの宮原です。

類人猿から現代人の進化過程において、姿勢は当然変化してきています。

類人猿は「ナックルウォーク」という四つ足歩行から、手が地面を離れて徐々に二足歩行に進化してきました。

現代人の生活が便利になって来ると共に「歩行機能の低下」、腰痛・肩こり・膝痛などの「慢性障害」が誘発されるようになってきました。これは高齢化社会においても非常に大きな問題であり、いかにこの問題に対して解決していくかが転倒予防や慢性障害予防・改善の糸口になります。

このように書いていくとなんとなく四つ足歩行の方が安定していて、障害や転倒が少ないイメージを持たれるかもしれませんが、何事も表裏一体であり、メリットデメリットが存在します。

四つ足歩行の場合は、上半身が常に地面に接地しているので肩関節周りや腰回りの機能が低下しやすいです。逆に二足歩行である人間は上半身が浮いて常に不安定な状態なので、運動不足やだらけた生活をしていると肩こりや猫背、腰痛などを引きやすい可能性が大きくなっていきます。

しかし、四つ足歩行はエネルギー消費が多いため、長い移動を行う場合はあまり効率が良くないのがデメリットでありますが、二足歩行の人間はその点に関しては優っています。移動距離も長くなり、両手を空いた分道具も使えるようにあり、脳機能も発達してきました。

そのかわり、地面に接地出来るのは両足のみとなり、重心が高くなったことで転倒のリスクも増えるようになりました。

これに加えて歩行の際に常に「上下左右の移動のコントロール」を行う必要が出てきました。もう少し詳しくお伝えしていきますと、人間は前に向かって歩く時に、単に前に移動しているわけではなく、微妙に上下左右に移動しています。これがあることで重力と床をを上手く利用して前に推進力を生み出して、効率の良い、長く歩いていも疲れない歩行となります。

逆にこの左右上下の微妙の移動を上手く活用できないと「長い距離が歩けない」「歩くと膝が痛くなる」「長い距離歩くと背中が張ってくる」などの症状に繋がってしまいます。

これらの特徴を考慮するとただ単に「筋力を鍛える」というだけでは生涯に渡り「自分の足で歩く」ことは叶わないかもしれません。

包括的に人間の身体機能を向上させて、心身ともに健康な日常生活を送っていきませんか。

将来に向けての健康づくりに不安を抱えていたり、ご自身に合うやり方に悩んでいる方はぜひ体験にお越しください。

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