PRI(postural Restoration Institute)での学び
こんにちは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。
昨日に続きPRIの講習会2日目に参加して参りました。
この講習会に参加する前はPRIといえば風船を膨らますという安易な考えでおりましたが、昨日の講習会始まって30分で、それは間違えだと気づきました。
いつも思う事ですが、プロ野球などでプレイをしている選手と観客では同じ野球というものを共有していても、それぞれ違う現実を見ているということです。今回も実際に現場に行き、経験することの大切さを学ぶ事が出来ました。
さて、PRIの核となる考え方として①姿勢②左右非対称③呼吸④神経科学⑤統合と相反性交互運動の5つがあります。そのなかでもアセスメント(評価)、エクササイズのプロラミングで常に忘れてはいけないのが左右非対称の構造だからこそ起こる「レフト・アンテリア・インテリア・チェイン・パターン(THE LEFT ANTEROR INTEROR CHAIN PTTERN)※以下LAIC」です。
写真のように右側に体重が乗っている状態がLAICパターンです。
もう少し具体的に説明していきます。
左側の骨盤(寛骨)が前傾していて、前方回旋していることで、腰部が右へ回旋します。
前回のおさらいになりますが、このような状態になってしまう99%以上の人体の構造は左寄りに心臓があり、右下には肝臓があることによりバランスを保られています。
呼吸の主役である横隔膜の右下に肝臓が存在しているということはドーム型が常に保たれていて、呼吸筋として理想の位置にあります。一方で左側の下には肝臓がない為、横隔膜が収縮していない時も本来ドーム型になっているのが平の状態になっていることにより、本来の動きのパターンとは異なってしまいます。
空気の流れにしても、L AICパターンは肋骨が右側に回旋している為、左胸の方が潤滑に空気が入りやすくなっています。左側には心臓、心膜という大事な構造が支えとなっている影響も大きいと思います。
再度、L AICパターンについてまとめます。
右側の横隔膜の下には肝臓があり、上には心臓がないため左側に比べると大きい構造になっていて、呼吸する時に胸郭が開かないで呼吸をすることが出来ます。
一方で左側の横隔膜は左側に心臓が存在していて、左側には肝臓がない為、左側の横隔膜は右側に比べて小さい構造になっています。
ここで大切なことは左側の横隔膜、腹筋群、腹壁を日常動作、スポーツの動きで右と同じように使えてバランスを作り出せるかです。
しかし、我々の多くがL AICパターンになっており、右側に体重をシフトさせて右股関節内旋、内転、伸展、左股関節外旋、外転、屈曲、左骨盤前方移動、右肩は下がっている状態になっています。
歩行時は左側に脚を前に出すのなんてことないが、右側を出す時に余計に労力が必要なのはこれらが理由だと考えられています。これを改善するためにもPRIは有効的だと感じております。
本日は以上となります。
最後までお読みいただき、貴重なお時間をありがとうございました。
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