筋肉と同じくらい大切な場所を鍛える

こんにちは!横浜筋トレスタジオの宮原です。

近隣在住の高齢者のお宅にお伺いしてトレーニングをするのですが、キャッチボールをトレーニングとして取り入れております。

これは前頭葉の活性化に繋がるトレーニングでもあります。

そのメカニズムは以下の通りです。

ボールをキャッチしようとする時、全身に適切な動作を指令する前頭葉はボールをキャッチする為に、適切な運動企画を行います。

そもそも、ボールに対して反応が遅れたり、反応が起きない場合は前頭葉に問題があることが疑われます。

昨日は前頭野には「一次運動野」「前運動(補足運動野)」「ブローカ野」「背外側前頭前野」「排尿中枢」「前帯状皮質」「補足視野」「眼窩前頭野」の8個に区分できるとお伝えしました。

「一次運動野」に何かしらの問題が起きると「運動の企画能力の低下」「運動遂行の遅れ」など生じてしまいます。

「前運動(補足運動野)」は一次運動野のすぐ前側に存在しており、姿勢のコントロールに関与しています。この機能が低下すると、姿勢が崩れて、運動がきちんと推敲することが難しくなります。

「ブローカ野」は前頭葉の左側にあり、言語機能を司っています。

「背外側前頭前野」は「運動の企画、遂行」「感情のコントロール」に関与しており、ここが機能低下を起こすと「恐怖心に対する抑制機能が低下しやすく」なります。

「排尿中枢」は排尿に対する抑制機能があります。尿漏れや尿意がコントロール出来ない場合、骨盤底筋のトレーニングだけでなく、前頭葉の活性化も大切であります。

「前帯状皮質」は「集中」「認識」「自律神経機能」に関与しています。認識については特に大切であり、動作や姿勢が適切でない場合、その情報を素早く察知して危険だと認知して、自律神経にを通して身体の痛みを発する可能性もあります。

「補足視野」は眼球運動に関与しており、ビジョントレーニングでサッケードを行うと補足視野が強く働くようになります。

「眼窩前頭野」は感覚を統合させる大切な機構であります。

これらをトレーニングで活性化させることは大切だということがお分かりいただけたかと思います。