歩行とスクワットは別物

こんにちは!横浜筋トレスタジオの宮原崇です。

よくジムで「歩行改善」の為に「スクワット」あるいは「足腰を鍛えるマシン」で下半身の筋力トレーニングを行う中高齢者、あるいはそれを推奨している運動指導者が多く存在します。

もちろん、筋力はないよりあった方が良いのですが、筋力を強化しても「歩行改善」の直接的な改善に至らないのも事実であります。

そもそも、「筋トレ」しか知らない運動指導者は人々の身体の問題解決に対して筋トレで解決しようとしますし、「マッサージ」しか知らない治療家であればマッサージでしか問題解決しようとしません。

それですと、真の問題はどこにあるのかという事を見極めることは非常に難しいのではないか?と感じる今日この頃であります。

本題に戻りましょう。

「歩行」と「スクワット」はそもそも「運動戦略」というものが違います。

スクワットという運動は足裏が常に地面に対して移動を伴わないで、その場で安定しながらずっと力発揮をしております。

一方で、歩行というのは身体が前方に倒れていくところを足がしっかりとキャッチして、倒れないように推進して、また次の倒れる身体をキャッチしていくという連続であり、不安定な要素が伴いますが、その分動作効率が非常に高いのが特徴的です。

このように「歩行」と「スクワット」は全く別物でありますので、筋力が増えても歩行が改善されないという方は参考にされてみてください。