女性のコレステロール値を下げるメカニズム
こんにちは!横浜筋トレスタジオの宮原崇です。
早いもので、明日から3月に突入ですね!
日に日に春の兆しが近づくのを感じながら、様々な事柄が良い方向に向かっていると実感します。
さて、スタジオをご利用されている女性の皆さまで「更年期」あるいは「健康診断でコレステロールが高いと言われた」などのお悩みを持つ方も少なくありません。
女性が更年期を迎えると、エストロゲンという女性ホルモンの分泌が減少しくのは自然なことであります。
エストロゲンホルモンが体内で十分に分泌している時は、血中に存在しているコレステロールを肝臓が取り組むことができます。
しかし、エストロゲンホルモンが更年期の影響で血中に発生したコレステロールを肝臓へ取り込むことが難しくなり、結果的に血中内のコレステロールは多いままになってしまいます。
日常生活で食事に気をつけていも健康診断でコレステロール値が高いという場合は、このようなメカニズムが存在することを把握しておくと安心材料になるかと思います。
「コレステロール=悪者」のイメージも強いかもしれませんが、女性に必要な様々なホルモンの大切な原材料でもあります。
コレステロール値を下げる場合は野菜などに多く含まれている「水溶性食物繊維」を意識して摂取することがお勧めです。
その理由として、体内全体のコレステロールを示している総コレステロールは約120~150gが存在しています。
この総コレステロールは「胆汁酸からの再吸収」「肝臓によっての体内合成」「食事」から作られますが、最もコレステロールを生成しているのは「胆汁酸からの再吸収」であります。
ちなみに体内のコレステロールは「ビタミンD」「ステロイドホルモン」「脂肪を吸収するための胆汁酸の生成」の原材料として、利用されています。
コレステロールが作られるモノとして最も多いのが「胆汁酸の再吸収」ということは、これを抑えれば良いわけで、それを抑える役割を担っているのが「水溶性食物繊維」であります。
水溶性食物繊維を摂取することで、体内に存在する胆汁酸を体外に排出する効果があります。
日々の健康づくりに参考になれば幸いです。
【引用】AZCARE ACADEMY 栄養コンサルティング Lesson 15 女性のための栄養学 Chapter 26 更年期の高LDLコレステロール 川合 智