肋骨の歪みがもたらすデメリット

日常から身体のコンディションを意識しない、あるいは偏った運動や日常生活のパターン運動を行なっていることで身体の歪みは生じてきます。

今回は肋骨の歪みについてフォーカスをしていきたいと思います。

肋骨を前から見た時にやや前側に突き出しているのが理想的な状態なのですが、常にお腹を突き出すような姿勢ですと肋骨は上の方向に上がり、身体を後ろ側から見ると肋骨は下に向かって下がる状態になります。

肋骨は胸郭(きょうかく)とも呼ばれていて、このポジションに歪みが生じると全身への影響が非常に大きくなります。

歪みがなく理想的な胸郭のポジションの時は、呼吸の主役である「横隔膜は適切な位置」「腹筋群は適切な緊張」が保つことができます。

その他、骨盤の適正位置を保つ上でも大切な「骨盤底筋群」もきちんと働くようになり、結果的に腰へのストレスも少なくなり良い姿勢に繋がります。

一方で、冒頭でお伝えしたように胸郭の歪みが生じた場合、横隔膜と腹筋群は必要以上に伸ばされて、疲労感も多くなり必要に応じて収縮したり反応したりすることが難しくなってしまいます。

それに連鎖するような形で骨盤底筋群は下垂してしまい、上から押される腹圧に対する抵抗力が落ちてしまい、骨盤周囲の神経に対する圧迫ストレスが増大します。

また、体幹が安定しなくなることで、腰回りの大きな筋肉の余計な緊張が生じることで腰痛にも繋がってしまいます。

このような問題を解決する為には四つん這いで両手両足で地面を押す「Cat-Breathing-Hover」という種目がお勧めです。

日々の健康づくりの参考になれば幸いです。