股関節痛の誤った改善方法②
こんばんわ!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。
昨日から仕事の合間に、とある競技の試合に出るために特訓をしているので、更新が夜になってしまいました。
さて、昨日は股関節を痛めたり、膝の抱え込みの姿勢の時に詰まり感がある場合、股関節の前側を伸ばすストレッチを行っても問題解決にならないどころか、悪化させるだけなので、お勧めできないということでした。
今日はその理由について説明させていたきます。
問題が発生しているところに対して、ストレッチをしたり、マッサージをするという発想はそもそも「筋肉が短くなっているから、伸ばして痛みの原因を取り除きましょう!」という考え方なので、これで解決できれば、そこまで股関節の状態は深刻ではないと思います。
しかし、股関節の痛みに長年お悩みを抱えている方々は、ストレッチという間違った解決方法にしか出会えなかったがために、未だにモヤモヤしているのだと思います。
そこで、問題解決の糸口として、筋肉などの柔らかい組織だけではなく、これに加えて骨と骨の動き、つまり関節の動きにも着目することをお勧めいたします。
特に、股関節全体、前側に痛みを感じる場合、膝をひきつけるような格好の時には本来、ももの骨の先端(大腿骨頭)は後ろ側に滑るメカニズムになっています。
ところが、お腹の斜めの筋肉(腹斜筋)やまっすぐの筋肉(腹直筋)が弱くなると、前側の肋骨がパコ〜んと開いてしまい、それに付随して骨盤も前側に傾いて(前傾)しまいます。
骨盤が前側に傾いてしまうと、股関節を曲げた時、大腿骨頭は前側に残ったままになり、柔らかい組織を挟み込んでしまいます。
以上の理由から、股関節の前側を伸ばすストレッチをやりすぎたり、これで問題解決をしても悪化させてしまうだけなので、身体の構造に優しいアプローチがお勧めです。
本日は以上です、
貴重なお時間を誠にありがとうございました。