3兄弟の役割とは?
こんばんは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。
昨日は横浜DeNAベイスターズの勝利に興奮しました。
昨日の復習を少ししてみましょう。
棘下筋は肩甲骨の棘下窩に収まりきれないので、二重構造となるため、棘下筋横走線維と棘下筋斜走線維という名前がついており、さらに下には小円筋があるので3兄弟的な存在だとお伝えしました。
それを踏まえた上で、この3つの筋線維のテコを考えた時にそれぞれの役割が微妙に違うということを今回学んでいきたいと思います。
上腕骨頭の中心を支点として捉えた時に、棘下筋横走線維は字の如く横に向かって線維が走っていますので、ここが縮まると肩甲上腕関節は外旋・外転という動作を生み出します。
続いて、棘下筋斜走線維はこれまた字の如く(笑)、斜めに線維が走っていますので、ここが縮まると横走線維同様外旋、外転という動作が生まれます。最後は小円筋ですが機能は内転と外旋です。
さてさて、3兄弟的な存在である3つの筋肉の共通している作用は、ズバリ「外旋」です。
3つとも同じ外旋という機能を持っているのですが、外転動作をした時、棘下筋の2つの走行線維は外旋の筋出力が低下します。
外転ポジションで外旋位にするのが小円筋となります。
逆に、腕を下ろした状態で肘を90度で外旋を行うと棘下筋の関与が強くなり、小円筋の外旋筋力が弱まります。
これらの条件を考慮すると肘90度で外旋方向で行う棘下筋テストの有意義性はあるのかな〜と思いますが、数ヶ月後には考えが変わるかもしれません。
本日は以上です。