長母趾屈筋
こんにちは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。
今日の本牧は赤とんぼも沢山飛んでいて、久しぶりに気持ちが良い秋晴れとなりました。
さて、今日は足部の内側縦アーチを保つために欠かすことのできない筋肉である「長母趾屈筋」にフォーカスをあててみたいと思います。
まず長母趾屈筋は何をする筋肉なのかを学んでいきましょう。
機能としては、
- 母趾を屈曲
- 距腿関節の底屈補助
- 距骨下関節の回外補助
- ショパール関節の回外補助
- 荷重時に距骨が下がらないように持ち上げている
- アーチが高になり舟状骨が距骨に接近した時に距骨が後方にずれないようにする(長母趾屈筋は唯一距骨の後方を通る筋肉)、などがあります。
底屈位にしたままで母趾を素早く伸展させると、アキレス腱の内側で長母趾屈筋腱、下腿の上の方で長母趾屈筋の筋腹を触ることができます。この動画は長母趾屈筋の動きをテストしながら可動域も改善しています(たぶん笑笑)。
では、この筋肉一体どこからどこまでにかけて付いているのでしょうか?
起始部は腓骨の後面の下方2/3、骨間膜の腓骨側で距骨後方→屈筋支帯→種子骨間を通り、母趾末節骨底に停止します。
長母趾屈筋の代表的な運動方法でタオルギャザーがありますが、スクワットやスポーツ時に足趾を屈曲させることは優位かもしれまんせんが、歩行や走行のよう前方に推進力が必要とする場面では逆に非効率的になるので、何の目的の為にどのトレーニング種目を選択するかはとても大切なことだと思います。
どこのジムでもよく見かけるように、誰もが同じ種目を行うことは解剖学的な評価や、一人一人の身体評価、医療現場では当たり前のように行なわれているS.O.A.Pシステムを取り入れると、このような現状がおかしいと気がつくはずです。
本日は以上です。