胸椎後弯は自然だけど、、、

こんばんは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。

明日は成人式ということで、2018年に日本の新成人は推定123万人だそうですが、私が成人式を迎えた2000年の時の新成人は164万人で全人口の1.29%を占めていました。第1次ベビーブームだった昭和24年生まれの方たちが新成人を迎えた昭和45年の時は246万人と最も多かったことを考えると、少子高齢化の道を日本は確実に歩んでいることを誰もが認知していると思います。

そうなってくると、当然若い世代の働き方も変わり、少ない人数でこれから日本の経済を支えていかなくてはいけない現実に直面することを考えると、今まで日本の高度成長期を支えて来た世代とは働き方を変えなくてはいけないのは当然の流れだと思います。今までのようにマンパワーで行ってきたこと精神性は残しつつも時代に適応していくことも大事なのでは?と思う今日この頃です。

さて、今回は脊柱全体の半分を占めている胸椎の後弯についてです。胸椎の後弯は脊柱の生理的湾曲では自然なことで、通常は立位で平均約42度後弯しています。これが過剰に曲がりすぎるとはいわゆる背中が丸い「猫背」姿勢になります。

ただ胸椎が過剰に後弯したからといって、腰椎みたいに椎間板ヘルニアなどの障害につながるということは滅多にないです。これも胸椎は胸郭によって安定性が高いということも考えられます。フィットネスクラブや町で見かける胸椎の後弯の過剰になっている方たちの特徴は加齢に伴って、生活習慣などによって作られてきた姿勢だと考えて良いと思いますが、それ以外にも骨粗鬆症によって椎間板に含まれている水分が抜けて、椎間板の圧迫に対する抵抗力が低下して、椎体関節の前側の高さが減り、逆に椎体関節の後ろ側の幅が広がり、結果として病的な胸椎後弯というケースも存在するので、いずれにしても健康面で考えると過剰な胸椎後弯は若いうちから運動などで修正するのが得策です。

本日は以上です。