歩行動作に繋がる以外な運動
こんにちは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。
突然ですが、皆さんは歩行を正しく行う為に歩行能力やバランス能力をどのようにトレーニングされていますか?
例えば、毎日10000歩を目指して歩いたり、筋力トレーニングをしたり、スポーツクラブでランニングマシンで歩いたり、スタジオプログラムでヨガに参加したり、様々なことで健康づくりをされているのだと思います。
しかし、もっと基礎的な動作パターンを行わなくてはいけないことについてはあまり知られていないのではないでしょうか。
高齢者が歩行する能力やバランスを取る能力が低下していて、いきなり上記のようなことに挑戦しても身体の協調性や正しい運動パターン、片足立ちに必要な能力などを手に入れるのは難しいです。
そこで、お勧めしたいのが赤ちゃんの寝返り(ローリング)の動作を左右で同じように出来るようになるということです。
このローリングを実際に行っていただくとわかるのですが、以外と難しく、赤ちゃんは本当に凄いということを実感することが出来ます。
基本的には手から行うパターンと脚から行うパターンがあるのですが、最初は脚から行う方が優しいかもしれません。
ローリングの動作で左右対称に出来るようになることが歩行の能力を高めることに繋がるとも言えます。
ローリングを行う際の注意点として①可動域制限や柔軟性に問題がある場合は行わないようにします。理由は柔軟性が足りない分、力任せで動作を成立させようとするので本来の目的とかけ離れてしまいます。力まずに呼吸パターンを正確に、そして連動性がある動きを目的とした種目であります。
②筋トレみたいに何回を何セットというふうに行わないということです。ローリングはあくまでも重力が掛からない状態で、頭部、頸部、肩関節、胸郭、骨盤、股関節の連動させるのが目的なので、余計な力が加わるとこの連動性が上手く行かなくなります。
③練習をして左右同じように出来るようになれば、特にいつも行う必要はありません。たまに身体の調子を確認する為に行い、出来ない動きなどを練習して、できるようにしてまた普段の運動に戻れば良いだけの話です。
両手をバンザイしたところからスタートするローリングが難しい場合は身体の半分に座布団や布団や丸めたタオルなどをかませて、少し身体が起きた状態から行うと始めやすいのでお試しください。
本日は以上となります。
貴重なお時間を使い最後までお読みいただき、誠にありがとうございました。