腰そりも色々と問題出ます
こんばんは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。
今日は休日ということもあり、家でのんびりと過ごしていたのですが、テレビで「浦上秀樹さん」という凄い方を知ることができてとても勇気をいただきました。もしかしたら、ご存知の方も多いのかもしれませんが、「体は不自由だが心がどんどん自由になっていく」という言葉がとても印象的でした。よろしければ、この方のホームページもご覧ください。
こころMojiアーティスト浦上秀樹 - こころMoji屋
浦上 秀樹 – こころMoji artist – PROFILE … Continue readingこころMojiアーティスト浦上秀樹
さて、昨日は「お尻の筋肉」が股関節の動きを安定させるということをお伝えさせていただきました。
今日はこの「お尻の筋肉」が低下すると以外なところにも負担がかかりやすいという一例をご紹介いたします。
パーソナルトレーニングを申し込まれる中高齢者に多いという印象が「お尻の筋肉」が低下しているということです。
「お尻の筋肉」は普段の生活やスポーツの場面では筋肉が「伸びながら」力を発揮する場面が多いですので、ここの筋肉が低下すると理想な全身の動きを作り出すことができなくなります。
姿勢でいうと腰が丸くなる、「こつばんこうけいい(骨盤後傾位)」という姿勢になります。
この筋肉が少なくなり、背中や腰が丸くなる(骨盤後傾位)という形になると自然で素直な形なのですが、お尻の筋肉が低下しているのに、腰が反っていている(骨盤前傾位)と腰骨の周りについている「たれつきん(多裂筋)」という筋肉だけがものすごく頑張って良い動きを作り出すために良い姿勢を保たなくてはいけなくなります。
普段から必要以上に頑張っている筋肉は疲れやすかったり、ひどい時には痛みが出たりしますので、このケースでは腰の周りの過剰な緊張という結果に繋がり、腰痛という症状にもなりかねません。
股関節の前側に痛みを感じている方がこの腰そりの姿勢になると、股関節の痛みが緩和されるので長年痛みにお悩みの方はこの姿勢が日常化されることが多くなります。
元々股関節が痛くなる大きな原因として、受け皿である骨盤(きゅうがい(臼蓋))に対して腿の骨(だいたいこっとう(大腿骨頭))がきちんとはまっていない「きゅうがいけいせいふぜん(臼蓋形成不全)」という状態になっていることがほとんどです。
それを避けるためにこのように腰を反る姿勢になると、体の中では股関節を構成している骨盤と腿の骨の位置関係が変わり、両者のはまり具合も安定してくるので、自然とこのような姿勢になります。ただしこれで、股関節が良くなるわけではないので、トレーニングで周りの筋肉をつける場合でも必ず信頼できる医療機関に通いながら、体の状態がどのように変化をしているのか把握しておくべきです。
先ほどの話に戻って、背骨周りの筋肉の張りが常にある状態で、いざ「お尻の筋肉」を鍛えましょう!という感じで、代表的なのが「お尻上げ運動」だと思います。このような運動はスタジオのレッスンでもよく出てくる種目ですが、やってみると意外にも「腰が痛い」「腿裏がつりそうになる」というお声をいただきます。
「腰周りの筋肉」が常に緊張していれば、当然そこの力を発揮してしまいますし、お尻を上げた格好(股関節伸展)は腿裏の筋肉を発揮させるので、慣れてないうちはこれらの要素を省くために、身体の構造を考えて「お尻の筋肉」だけを発揮させるやり方が必要になってきます。
少し長くなりましたが、本日は以上です。