横浜で海苔作りと砂浜再生の活動をしております。

おはようございます。パーソナルトレーナー宮原崇です。

週末はプライベートや趣味について書かせていただきます。

大変有り難いことに、個人事業主という立場でパーソナルトレーニングという個別指導で多くの方にストレッチやトレーニング指導をさえていただき、人とのご縁の連続でした。

この人との「ご縁」というものはどんな立場やどんな環境下においても必ずあるものですし、「袖振りも他生の縁」ということわざが昔からあるように、日本人はこの「ご縁」というものをとても大切にしてきたのだと思います。

実は以前からNPO法人に所属しており、横浜に昔のような砂浜を再生させるために活動させていただいております。

ご存知の方も多いと思いますがNPO法人の活動とは、「ボランティア活動をはじめとする市民の自由な社会貢献活動としての特定非営利活動の健全な発展を促進することを目的としている」※内閣府NPO法人ホームページより一部抜粋

年に数回ボランティア活動に私も参加させていただき、多くのことを勉強させていただいておりますが、このNPO法人を立ち上げた方は元々は本牧原(私の地元であり、仕事場でもあります)で漁師として活躍されておりました。

1963年の昭和38年には本牧の埋め立てが始まってから、漁師で生計を立てていた皆さんは転職を強いられる環境になったと書物で読んだことがあります。

その当時、本牧の漁師組合で中心となっていた人物が海苔養殖を営んでいた通称「がまんさん」です。そのがまんさんが今でも夢で「漁師として、仕事をしている夢」を見るくらい、海への想いは人一倍強いです。

今年の2月にみなとみらいにある日本丸前で行われた小学生対象の海苔作り体験。
「がまんさん」は日本丸の名誉船長でもあります。
日当たりの良いところに海苔を移動
バックは横浜のシンボルの一つである日本丸とランドマークタワー

ちなみに、昔は屋号というのを皆持っていて、苗字よりもこの屋号で呼び合っていたそうです。本牧の元漁師の皆さんも「がまんさん」を知らない人はいないと言われています。

そのがまんさんが立ち上げたNPO法人での活動は生の海苔が多く取れる、毎年2月頃に横浜市の小学生200人以上に向けて、昔からの伝統の海苔作りを体験していただいております。毎回活動に参加させていただき、懸命に海苔のスキ方や干し方などを覚えておりますが、70歳代〜80歳代の元漁師の皆さんの手際の良さと技術にはまだまだ足元に及ばないという感じですが、漁師の気質や仕事に対する職人魂や歴史と伝統文化を未来に繋げていく大切さを学ばせていただいております。

これも全て「ご縁」によって経験できており、昨日はその「がまんさん」の息子さんが釣ってきた魚を我が家の食卓で美味しく頂き、改めて今置かれている環境の有り難さを実感した次第です。