座ってばかりは動きを鈍くしてしまいます。

おはようございます。横浜の本牧で活動中のパーソナルトレーナー宮原崇です。

11月も気がつけば、後半になり、街もすっかりクリスマスモードとなっております。「まちを創る青少年」というタイトルの本を読んでして、まちによって青少年の環境が違い、彼らがどのような人生を歩み、そして社会に貢献していくのかを考えるとやはり大人が成熟した人間力が必要なのだと思います。

先日自宅のマンションで、いつも礼儀正しい大学生が将来はパイロットになる為に、大学卒業後、専門学校に行くと先日嬉しそうに話してくれました。

一方で、同じくらいの年代ですれ違うといつも機嫌悪そうにしている青年もいます。この違いは何か?と考えていると、やはり環境によって形成された「脳」というものが大きく影響をして外的に自己表現に現れるのではないでしょうか。

さて、「脳」といえば、運動やトレーニングでも環境によって、脳の刺激の強弱が違います。

私のパーソナルトレーニングに参加している皆さまには、基本的にマシントレーニングは使うことはないです。筋力トレーニングをイメージするとマシントレーニングをイメージされる方も多いと思いますが、マシンはほとんどのものが、「座って行う」ものが多く存在しております。

「筋肉強化」という観点ではマシンは安全性も考慮されていて、とても優れていて私自身も初めて見るマシンに対してはわくわくしてしまうのですが、「関節の動きをよくする」「転倒予防」「スポーツ動作向上」「長く歩けるようにする」「姿勢改善」「全身の運動量を増やす」という場合はマシントレーニングはセッションでは使わないことがほとんどです。その理由として、筋肉の使い方が変わり、全身の連動性が低下して、極端な言い方ですと、目をつぶってもトレーニングが出来てしまい、「日常動作」「スポーツ動作」では「座る」という行為はほとんどないので、脳への刺激も弱まり、高度な質の高い動きが出来なくなるからです。「椅子を使っての健康体操」的な運動は歩行困難な方にとっては良いですが、歩行できる方が行えば、機能低下のリスクは高まると個人的には考えております。

そうならない為に、80歳代の方にも座るタイプのマシンは使わず、マシンは立位で行うタイプを使用して、ご自身の身体をコントロールする片足立ちなどのトレーニングを行います。マシントレーニングは経験なく、長年太極拳など行ってきた方は身体のコントロールがとても上手です。

ダイエット、動作改善を目的にされている方にも効果的な種目

逆にマシントレーニングで座って筋肉を単体で鍛えてきた50歳代の方に片足立ちのトレーニングなどして頂くと、筋力はあるのにできないという方が多くいらっしゃいます。

「筋力を強くする」「動作が上手になる」が掛け合わさることで、理想的な健康な身体になるといえます。

※ちなみに、マシントレーニングにも筋力増強という目的を果たす為に、優れておりますので、「目的によって方法論が違う」というイメージを持って頂けたら幸いです。

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