外傷により動作も変化してしまう
こんにちは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。
来週からは本牧三渓園で蛍鑑賞が始まるのでワクワクしています。
さて、今回は外傷と動作について考えていきたいと思います。
例えば、小さい頃にねん挫をしたり、野球で肩を痛めたりして、あまり適切なリハビリや治療を受けずにそのまま成人すると動作に機能不全が起きる可能性があります。
身体のどこかを痛めてしまうと、それを回避しようとして動きが変わってしまい、それが習慣化されてくると痛みが改善された後も、正常とは違う動きが当たり前になってしまいます。
そして、その異常な動作が続くと組織の損傷が再発したり、他の部位の痛みが出たりする可能性も出てきます。
ここで一番懸念しなくてはいけないのが筋を使い方が変わったり、発火するタイミングが変わったり、働くべき筋肉が働かなかったり、神経筋の協調性が失われてしまことです。
このような症状は高齢者の歩行パターンや姿勢の変化によく見受けられます。
しかし、皆さんはあまり自覚がないというのがほとんどです。
なぜなら、長くその姿勢や動作が習慣化されてくるとそれが普通になってしまい、脳もそれが正常だとインプットされてしまいます。
これを修正しようと思うとフィットネスレベルのエクササイズで修正しようとしても、意識をしたところで残念ながら改善は見込めません。なぜなら一度体内に覚え込ませた動作のシステムを取り替えるのは、そう簡単でがないからです。それよりも今まで間違っていた身体の動作パターンを自ら認識して、正しい動作を初めから作り直す必要があります。
フィットネスクラブの現場でもよく見かけるのが関節の可動域が明らかに足りていないのに負荷を掛けていたり、アライメントが悪い状態で飛んだり跳ねたりしたしていることであります。
これは微傷損傷(マイクロトラウマ)といって徐々に身体の組織に傷をつけてしまい、ある日突然痛みを来すこともよくあります。
汗をかいて精神的にはスッキリしてるのですが、身体にとってはダメージが大きいことをしていることになります。車の運転に例えると、常に壁に擦らせながら車を走らせているようなものです。
これがスポーツ選手なら選手生命にも関わります。
また、多くの方が勘違いされているところとして痛みが消失したら、完治しているということです。
これは医療従事者がそのようなシステムになっているということにも問題があるのかも知れませんが、本来であれば痛みが消失したところで再発のリスクがあるかどうかまでスクリーニングをして、再発するリスクが低いのを確認してから運動の指示を出すべきだと感じております。
まとめとして、痛みが出たら痛みを抑え、痛みが消失したら、正しい動作を獲得して機能を正常化させることが大切です。
本日は以上となります。
最後までお読みいただき、貴重なお時間を誠にありがとうございます。
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