PRIにおいて必要な要素

こんにちは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。

今回もPRIの考え方について紹介させていただきたいと思います。

先日にこのコースに参加して、あまりにもイメージとかけ離れていて奥深いものであった為、より深く追究していく為にも書かせていただきます。

今日は筋運動学と腰椎骨盤関節動力学について学びを得たいと思います。

先ずは筋運動学についてPRIのテキストには、「筋運動学とは…筋肉の力による運動、または運動の欠如の学問。つまり、運動に関する筋肉の学問」と書いてあります。

もう少し分かりやすく伝えますと、筋肉の強さや弱さによって運動が出来たり、本来できるはずの動きが出来なかったり、または運動によって筋肉の働き方が変わるということを追究していく学問であるということです。

日常生活を例に出すと、歩行動作で右側の肩にカバンを掛けて毎日通勤していれば、右肩に重りがあるという条件で歩く為の筋肉が発達して、PRI的に言うと左側の肋骨が開いてしまう状態になりますし、元々右重心で体重を掛けていたのが、更に助長されてしまいます。

スポールで右投げ、右打ちが多ければ、身体もそれに適応するようになりますし、反対側の身体の使い方に違和感を感じるのは当然のことになってきます。

テキストの続きとして①筋運動学に集点をあてたリハビリテーションは、筋柔軟性、筋力、そして筋長の対称性、更にはこれらがどのように動作に影響を与えるか、などが考量される。とあります。

この筋柔軟性、筋力、筋長の対称性に関しては、当然テストが必要になってきます。

テストで左右差の筋肉の状態がどのようになっているのかを見て行くにあたり、最初に行うテストがアダクション・ドロップ・テストです。

このテストは膝、股関節を90°に曲げた状態から、上の方に置いてある脚を他動的に伸展動作へ持っていき、そこから外転位に持っていき、内転できるかどうかを見るテストです。左側をテストする場合は左側の内側の膝が付けば陰性でありますが、PRIの考え方では通常左側が陽性になることが多いようです。その理由として、LAICパターンの人が多いからであります。

陽性が出た場合考えられる要因として、寛骨のアライメントは前傾と前方回旋、内転の制限因子として寛骨臼前下部、梨状筋、寛骨臼横靭帯からの制限などが考えられます。

このテストで陽性が出た場合は裏付けをする為にエクステンション・ドロップ・テストをこの次に行います。

これに関してはまたの機会にご紹介致します。

本日は以上となります。

貴重なお時間を誠にありがとうございます。

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