骨盤前傾位とトレーニング

こんにちは!横浜本牧パーソナルトレーナー宮原崇です。

昨日は関東も梅雨明けをしたというところで、仕事の合間にトレーニングをして、野球部所属していた頃によく行った坂道ダッシュを想い出しながら、近くの公園で行っていました。

当時より、今の方が身体が動くのではないか?と思うほど調子よかったです。

きっと自分でどのように身体を使ったらパフォーマンスが向上できるかを把握しているからではないかと自分なりに分析しています。

僕は今から約5年後の子供の運動会に向けて準備しているのです(笑)

さて、今日はケーススタディーとして、若い女性によく見られる骨盤前傾形において、トレーニング中に見られる傾向について考えていきたいと思います。

まず骨盤が前傾しているというのは、いわゆる腰が反ってしたり、出っ尻だったりします。

ここではこれが良いかわるいかということについては、あまり触れずにいきたいと思います。

今回は骨盤前傾位においてスプリットスクワットやブルガリアンスクワットを行う時に後ろ脚の状態について考えていきたいと思います。

スライド2

骨盤前傾位の方がこのエクササイズを行う時に、後ろの太ももの前側に違和感があったとします。

この違和感を感じている原因は皮膚、筋膜、神経、筋肉、関節などが考えられますが、関節で考えていくとシンプルでわかりやすくなりますので、関節について解説していきます。

まずは写真をご覧くだい。

スライド1

股関節というのは骨盤と大腿骨で構成されています。

骨盤の臼蓋が受け皿の役割で、大腿骨頭が球の形をしていて、2つで球関節という種類の関節を作っています。

受け皿の特徴は、前側が浅く、後ろ側は深い構造になっているため、骨盤が前や後ろに傾くことにより、股関節の安定度が決まってきます。

シニアの方は骨盤が後傾位が多いために股関節の不安定要素が多くなるのもこれが原因です。

これを踏まえて、先ほどのブルガリアンスクワットで下に下ろした時に腿前に違和感を感じるのは股関節がもともと安定度が高く、骨頭が臼蓋に対してあたりが強い上に、この肢位になることにより、もともと受け皿と球の関係が密接だったのが更に密接な関係になってしまいます。

かかとを後ろ側に動かすことを伸展と言います。

股関節伸展角度は15度と決まっているので、これを超えると、腿前側はかなり窮屈な状態になります。

この場合は種目をスクワットなどに変更して脚全体を鍛えるのも良いかもしれません。

なぜなら股関節を伸ばす角度は15度ですけど、曲げる方は125度まで曲げられるからです。

本日は以上となります。

貴重なお時間を誠にありがとうございました。

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