バランス向上におすすめの3つのポイント
こんばんは!横浜筋トレスタジオの宮原崇です。
今日の午後からは80歳代の方とのウォーキングの日でしたので、雨天が気になっておりましたが、僕が傘をさして本牧界隈を一緒に50分歩けましたので、ホッとしました。お一人暮らしですと、何かきっかけがないと出かけないケースがありますので、歩きながら会話をするというのは脳神経にとっても最高に活性化をする機会でもあり、ご本人もいつもこのウォーキングを楽しみにしてくださるので、今日もとても有意義な時間となりました。
年齢を重ねることで「筋力」に加えて木になるのが「バランス能力」だと思います。このバランスを保つ上で大きな3つのポイントが存在するのは、ご存知でしょうか。この3つの割合は運動の場面によっても変化が起きるのですが、
一つ目のポイントが「視覚」です。これは目を開けている時はバランスに関与する割合が約70%となります。目を開けて片足立ちテストで、余裕で長く立てる人でも、目を閉じることで、途端に片足立ちができなる人がいると思いますが、それだけ私たちの日常生活は「視覚」からの情報に依存している、ということが言えます。
二つ目のポイントは、皮膚などからの情報を取得する為に、働く「体性感覚」です。分かりやすい例として、片足立ちの時に「足裏の圧」や「足裏の重心」がどのようにかかっているのか、を認知する能力です。バランスに関わる割合は目を開けている時は、約20%です。「腰痛」「肩こり」「歩いている時にふわふわする感覚がある」という場合は、この「体性感覚」の要素が入った運動を行うことが多いかもしれません。
三つ目のポインは「めまい」「ふらつき」と深く関係性がある「前庭覚」になります。目を開いている時は、バランスに関わる割合は約10%ですが、逆に目を閉じている時は60%へ割合が高くなります。その為「前庭覚」の機能低下が起きると、開眼から閉眼で片足立ちテストを移行した瞬間に片足立ちに余裕が無くなります。
何事も多角的な視点を持つことが大切ですので、これが絶対的に正しい、という主張をするつもりはないのですが、バランス能力に関わる「視覚」「体性感覚」「前庭覚」の3つの機能を飛ばして「筋力向上」のみで問題解決を図るのは、やはりどこか無理が生じるかもしれません。
健康づくりの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。