姿勢を正す為の三要素とは?!
こんばんは!横浜筋トレスタジオの宮原崇です。
歩くときに背中が丸まっている人に対して「もっと背筋をまっすぐにしましょう」あるいは「背中の筋力が弱いから筋力を鍛えましょう」というアドバイスは、身体の機能を違う視点から捉えると、適切でないかもしれない、というお話です。
身体を元気な状態にして、健康づくりをしていく場合、筋力向上は全体の一要素とであり、もっと総括的に捉えると「視覚」「体性感覚」「前庭感覚」という3つの機能というものが浮かび上がって来ます。
やや専門的な用語となりますが、各用語を要約しますと「目できちんと周りが見えて、全身のバランスや感覚も良い状態である」ということになります。
特に「視覚」に問題があることで、立っている、歩いている姿勢が「前のめり」「後ろに反りがる」ことに繋がってしまうことは、前後に動く壁を使った実験(ムービングルームによる実験)でも立証済みです。
姿勢のコンロールに関わる「視覚」はゆっくりとした速度で姿勢のコントロールを行い、片足立ちなどでバランス感覚を司る「前庭覚」は素早く姿勢の調整を行い、足裏や皮膚などの感覚に関わる「体性感覚」は上記に2つに関与していることを踏まえても「筋力向上のみ」を行なっても、なかなか姿勢の改善には至らないことが、ご理解いただけるかと思います。
健康づくりの参考になれば幸いです。
本日は以上となります。
最後までお読みいただきありがとうございました。