視覚の弛緩と身体の連動性
こんばんは!横浜筋トレスタジオの宮原崇です。
昨日は視覚システムが緊張することで、身体にどのような影響を及ぼすのかを書かせて頂きました。
必要に応じて、視覚の緊張を作り出しているのは良いのですが、必要でない場面でもこの視覚の緊張が日常化されている人が意外にも多い、という印象です。
視覚の緊張=脳の緊張でもありますので、脳から全身の緊張を作り出し、肩こり・腰痛、慢性疲労、集中力低下、周りとの協調性低下などにも繋がります。
視覚の緊張が必要でない場面では、リラックス(弛緩)している事が必要なのですが、今回は視覚が弛緩することで、昨日もお伝えした3つの要素「視野」「眼球運動」「頭と頸部(首)の関係性」についてです。
視覚が弛緩している時は
「視覚」の状態は緊張している時とは違い、視野が広くなります。視野が広くなる理由として「周辺視野」というものが機能発揮できるからです。逆にこの周辺視野が機能発揮できなくなると、視野は緊張の方向に傾いていきます。
「眼球運動」に関しては、よく動きます。眼球の周りに付着している筋肉も緊張していないので、眼球運動を行うときに緊張状態の人の特有な「眼振」が見られない状態です。
「頭と首」も緊張の時とは違い、しっかりと分離した動作が行える状態ですの、肩周りのこり、腰痛のリスクも下がる事になります。
このように視覚システムが緊張しているのか、リラックスをしているのかによって、身体に与える影響は大きく変化していきます。
健康づくりの参考になれば幸いです。