眼と首の関係性

こんにちは!横浜筋トレスタジオの宮原崇です。

先日の新聞でコロナで、スマホの平均利用時間が増加しているという事が書かれていましたが、以前から女子高生のスマホを見る時間は6~7時間とかなり高い数値です。

近くの文字を読むことは視覚のピント調節が必要になりますので、長時間のスマホ画面を見ることで、その分の時間を調整に行う必要があります。視覚の調整を行う際には眼球と繋がっている、首回りの筋肉を沢山使うことになります。

首回りの筋肉を沢山使う事で、首や肩周りのこる、という症状にも繋がります。いわゆる、眼精疲労というものです。

もう少し、具体的に眼球と首の関係性について見ていきましょう。

ストレッチをする際にも、この眼球の動きを利用する事で、首と胴体が眼球の動きを使わない時と比較すると、より可動域が広がるケースもあります。

それは「視運動性反射」という身体の様々な反射の一つを利用したものとなります。眼球を右側に動かそうとした時に、首も右側に動く反射であり、これが機能しないと、眼球が動いた後に、随意的に首を同じ方向に動かさないといけなくなりますので、首回りの筋肉には余計な負担がかかるようになります。

ついでに、もう一つ、眼球と首の反射が存在していますので、ご紹介いたします。

首を回す、傾けるなどの動きをした時に、首が動いた反対側に眼球が動きます。これを「頚眼反射」と呼びます。

この機能が働かなくなりますと、首を動かした時に、眼球を意識的に動かさなくてはいけなくなりますので、眼精疲労の原因にもなり、眼球の緊張状態をうみだす事にもなります。

これらの対策として、たまにはスマホを見ない時間を作り、森林や海や山などの自然な場所に出かけて、遠くの景色を見る事がお勧めです。

健康づくりの参考になれば幸いです。