理論なき運動ほど怪我のリスクが高い
横浜市中区本牧原バス停前にある横浜筋トレスタジオのパーソナルトレーナー宮原崇です。
早いもので2月も第二週に突入です!
当スタジオは南向きで日当たりが最高なので、今日みたいな天気の良い日は日中の室温は25度まで上昇しますので、早速サーキュレーターが大活躍中です。
さて、本日のテーマですが、公園や公共施設で小学生向けのスポーツ指導やトレーニング指導などを見かけます。
仕事柄チラ見をしてしまうのです(笑)
これがまた気持ちが萎えてしまう光景なのです。
指導者側が喫煙をしながら指導していたり、「昭和かよ!」と突っ込みたくなるようなトレーニングを成長過程の子供たちに平気でやらせており、心底「この子たちの将来はどうなってしまうのだろう」という気持ちが芽生えてしまいます。
ユーチューブにしろ、現代はなんでも情報が手に入り、トレーニングのやり方にしても簡単に手に入ってしまう時代であります。
しかし、そこには本質や理論とはかけ離れているものも多数存在しており、所詮「無料」で手に入れた情報は「うわべ」だけのものが多いのではないでしょうか。そういうところから情報を取得して(僕が見かけた喫煙指導者は情報収集しているとは思えないですが)、それを子供達にそのまま指導していると想像すると、大変なことだな〜と感じております。
親御さんはもちろん、指導者を信頼して大切なお子さんを預けているので、その指導法やトレーニング方法の良し悪しを疑うこともないのかもしれません。
実際にトレーニングには筋力向上や筋量増加などの為に行う「筋力トレーニング」が一般的に、多く認知をされていますが、これが「スポーツ」や「リハビリ」「歩行」の全てに対して万能という印象があるかと思います。
しかし、これは全体の中でのほんの一部の要素でしかなく、人間のスポーツや日常生活のパフォーマンスを向上させるためには「筋力トレーニング」だけでは補いのです。実際に筋力トレーニングだけを行なっていることで、動作の質が落ち、いわゆる「使えない筋肉」になる可能性もあります。
そうならない為には「首」「肩」「脊柱」「股関節」「手首」「膝」「足首」など、全身の関節の可動域を向上させることを第一優先にします。僕はこれらに対して「a1抑制」「b1抑制」というテクニックを使います。
そして、歩く、這う、転がる、掴む、投げる、飛ぶなどの人間が持っている原始的機能を最大限に発揮をさせてから、筋力トレーニングで強化をさせて、車ではエンジンに相当する「筋」に焦点をあてていく、ことが理想的だと考えております。