ピラティスと様々なコントロール
横浜市中区本牧原バス停前で「生活習慣病の予防・改善ダイエットサポート」「肩こり・腰痛予防改善」「中高齢者の筋力向上」を主体に仕事をさせていただいております、横浜筋トレスタジオ代表の宮原崇と申します。
このブログをご覧いただきありがとうございます。
ピラティスのエクササイズがただ単なる、外見的に「美しい」とか「かっこいい」「流行に乗っている」というものではなく、身体の健康に対して、どのように影響があるのか、を理解することでエクササイズの効果や意味合いが変わってきます。
今回はピラティスで大切な要素として、「抑制」について一緒に学んでいきましょう。
抑制はコントロールするということなので、動作を抑制したり、思考を抑制する方が人間は圧倒的に難しいという特徴があります。
その証拠にこの世に生まれてきた赤ちゃんは常に緊張した状態であり、脳機能の発達が行われる迄、数多くある「反射」があります。この反射は脳機能の発達と共に、徐々に抑制されていきますが、成人してからも抑制されていた反射が何かしらの機能不全によって再表出してしまう場合があります。
これを単なる「発達障害」という一言で片付けられてしまっている現実が存在しています。
抑制が緊張よりも難しい、という面があるのは、脳機能の発達具合を見ていくと明確になってきます。
脳と一言で言っても「二つの脳」に区分けすることが可能となります。
原始的・本能的な要素を持っている「第一の脳」
こちらは「脳幹」「上丘」「下丘」「大脳辺縁系」で構成されており、基本的に無意識的に反応をします。
なぜなら、生命活動で最も重要な役割を担っており、この機能がないと私たちの祖先は生き延びることができなかったので、この機能は敵から身を守る為にもとても大切な部分となります。
但し、それでは人間社会における文明の発達は乏しくなってしまいますので、これを避ける為に出来たのが、学習や記憶、コミュニケーション活動、動作、姿勢抑制、言語を使用しての会話など「人間同士に必要知的活動」を担っている「第二の脳」が発達してきました。これが一般的に脳という言葉で連想する「大脳皮質」です。
ここは痛みの抑制も担っていますので、「腰」「肩」などの原因不明の痛み、つまりレントゲンでは何も異常がないと言われているのに、痛みが長期続いてしまう、という場合は「第二の脳」の抑制が、生活習慣や日常生活のストレスなどによって何かしら問題が生じているかもしれません。
ということで、ピラティスエクササイズには、「動作」「脳」など人のパフォーマンスを向上させる様々な抑制機能を鍛えることが可能となっております。
ピラティスエクササイズが様々な機能において有効だという認識が少しでも芽生るきっかけになれば嬉しいです。
本日は以上です。