ピラティスと姿勢改善

横浜市中区本牧原バス停前で「生活習慣病の予防・改善ダイエットサポート」「肩こり・腰痛予防改善」「中高齢者の筋力向上」を主体に仕事をさせていただいております、横浜筋トレスタジオ代表の宮原崇と申します。

このブログをご覧いただきありがとうございます。

ピラティスのエクササイズがただ単なる、外見的に「美しい」とか「かっこいい」「流行に乗っている」というものではなく、身体の健康に対して、どのように影響があるのか、を理解することでエクササイズの効果や意味合いが変わってきます。

今回はピラティスで大切な要素として、「姿勢」について一緒に学んでいきましょう。

姿勢というと、背中やお腹周りの筋肉を一所懸命に鍛えることで改善されると思われがちですが、実はそう単純ではないと考えた方がヒトの身体にとって、現実味があります。

少し難しい表現となりますが、大切な要素なので、ご興味ありましたらお付き合いください。

背骨の周りには脳から派生されている「脊髄路」というものが存在します。

この脊髄路には様々な名称がついており、身体の役割によって、各脊髄路が働くようになっています。

特に姿勢に関与する脊髄路は「網様体脊髄路系(もうようたいせきずいろけい)」が担っております。

また、脳幹の「橋(きょう)」という部分と深く関係しております。

その為、姿勢改善において、脳神経を活性化させたやり方ではこの「橋(きょう)」を活性化させたエクササイズが姿勢の変化をもたらしてくれます。

更に「網様体脊髄路系(もうようたいせきずいろけい)」の特徴を見ていきますと、意識的ではなく「無意識的に働く」ことです。

つまり、「胸を張る」「背中をまっすぐにピントする」ことを意識する姿勢改善でなく、特に意識しなくても姿勢が正されているのが、本当の意味での姿勢改善だということが言えます。

この要素に加えて「姿勢と筋肉」に着目をした場合、大切になるのが「大きくて強い筋肉よりも小さいくて弱い筋肉を優先的に鍛える」ということです。

専門的な呼び名では強くて大きな筋肉を「フェージックマッスル」、小さくて弱い筋肉を「トニックマッスル」と呼びます。

フェージックマッスルは「収縮速度が速い」「疲れやすい」「運動で優先的に働く」などの特徴を持ちわせております。

トニックマッスルは「収縮速度は遅い」「疲れにくい」「姿勢維持で優先的に働く」などの特徴を持ちわせております。

本題であります、姿勢の改善を行う上では後者の「トニックマッスル」を鍛えていく必要があります。

これはピラティスエクササイズで思う存分に鍛えられますので、ピラティスエクササイズが姿勢改善においてもとても有効的である、ということを認識して頂けたら幸いです。

本日は以上となります。