ダイエットと魚油
横浜市中区本牧原バス停前で「生活習慣病の予防・改善ダイエットサポート」「肩こり・腰痛予防改善」「中高齢者の筋力向上・歩行改善」を主体に仕事をさせていただいております、横浜筋トレスタジオ代表の宮原崇と申します。
このブログをご覧いただきありがとうございます。
ダイエットを成功させる為には、体脂肪の減少を行う前に、慢性炎症を収束させることが必須となります。なぜなら、肥大化した脂肪細胞は血中のマクロファージを脂肪細胞に引き寄せて、インスリン抵抗性の作用を作り出すことで肥大化した脂肪細胞から脂肪酸を放出させて、それをまたマクロファージが受け止めて、マクロファージが益々活性化されていく、というエンドレスな悪い流れを作り出します。
活性化したマクロファージはさらに、肝臓にMCP-1というタンパク質を放出することで、脂肪燃焼の阻害をして、結果的に脂肪肝も作り出しますので、様々な疾患の始まりのきっかけを作り出してしまいます。
それだけでなく、肥大化した脂肪細胞と活性化した脂肪細胞はTNFα、MCP-1という炎症作用を引き起こす物質を放出することで、脂肪燃焼の力が強い褐色脂肪細胞の働きを弱めることで、運動しても、食事制限をしても脂肪減少の効果を抑えてしまう可能性が出てきます。
そこで、開発された薬事品がクロドロン酸です。
このクロドロン酸を投与した実験では、肥大化した脂肪組織はそのままの大きさでしたが、脂肪細胞の周辺に発生した炎症物質のマクロファージをなくなる、という結果になりました。
この薬品の投与の代用として、魚油=EPAでも効果がある、ということが分かっていますが、ご存知の通り、食品には様々な栄養素もありますので、現実的な効果を求める場合は栄養指導ができる医師に診断のもとで薬やサプリを処方していただくことが良いかもしれません。
参考になれば幸いです。
本日は以上です。