筋力向上しても歩きは良くならない
横浜市中区本牧原バス停前で「生活習慣病の予防・改善ダイエットサポート」「肩こり・腰痛予防改善」「中高齢者の筋力向上・歩行改善」「筋トレ」「ピラティス」「野球サポート」を主体に仕事をさせていただいております、横浜筋トレスタジオ代表の宮原崇と申します。
このブログをご覧いただき、誠にありがとうございます。
今年の本牧の桜は長く楽しめるので、とてもお得感満載な感じです。
さて、人が元気に活動をしていく上で大切な「歩行」ですが、この歩行という動作はとてもダイナミックであり、スポーツクラブや地域の体操教室で「歩く為にスクワットで足腰を強化しましょう」的な事が実施されることも多いかと思います。
しかし、スクワットがいくら強化されたとしても、歩行動作が良くなることは考えにくいです。
その理由として、スクワットと歩行を専門的に見た時には「運動戦略」に違いがあります。
運動戦略はなんだか小難しい表現ですが、もう少しわかりやすく言うと「運動の種類」に違いがあります。
その為、スクワットを行うのであれば、私はボックスの上に座り、そこから立ち上がる方法の「ボックススクワット」を行っていただく事が多く、そちらの方が運動戦略で考慮した時に歩行と繋がりやすくなります。
歩くときに、地面に対して踵が接地するわけですが、この時に体重の2~3倍の負荷がかかると言われています。
体重が60キロの人が体重の2倍の負荷を支えて、一日に5000歩歩いたとします。
60kg×2=120kg
120×5,000=600,000kg/1日
600,000kg×7=4,200,000kg/1週
4,200,000kg×52=218,400,000kg/1年
という負荷が発生しますので、当然正しく歩くというのは大切なことになってきます。
これが正しく歩けないと、骨棘が出来て、そこから骨化、骨生成されて、関節症という負の流れに繋がります。
そうならない為にも体重を減らす、正しい歩行を獲得することは変形性関節症にならない為にも大切な考え方となります。
これらを踏まえても「関節のトラブルには筋力向上が全て解決してくれる」という考え方は当てはまらない、事がわかるかと思います。
本日は以上となります。