筋力低下の前に脳機能低下の確認がお勧め

こんにちは!横浜筋トレスタジオの宮原です。

加齢と共に衰えていけないのが「脳機能」であります。

多くの人は筋肉に注目しがちですが、筋力強化で全て改善できるという書籍も多くありますが、実際には解決できないことの方が多いという印象を個人的に持っています。これで改善できる人は身体の条件が相当良い人に限ります。もしくは20歳くらいまでの若者です。

中高年になると、筋力強化の前に機能向上させておくべき要素が多くあります。

その代表が「脳と脳神経」であります。

筋肉も含めて身体の全機能のバランスを司っているのは脳神経であり、ここが機能低下することで「思考」「行動」の多くにエラーが出てきます。

「人混みで人とよくぶつかってしまう」「集中力がない」「相手の話が理解できない」「物忘れが激しい」「よく足の小指をぶつけてしまう」「よく躓く」「キャッチボールが苦手」「いつもソワソワして落ち着かない」

などの症状がある場合、ついつい「そういう性格だから」とか「おちょこちょいだから」「トロイから」とかで片付けられてしまいがちですが、これは脳機能の機能低下をしているという見方もできます。

脳の中でも「頭頂葉」と呼ばれる部分が低下すると、上記のような事が現れやすくなります。

頭頂葉に問題があるかどうかの評価方法と改善方法としては、眼球運動、閉眼で両手を前方に伸ばしてその場で足踏みをして片腕が落ちるかどうかを判別する「Pronator Drift」などを行います。

そもそも頭頂葉の機能には「筋肉」「関節」「内臓」からの感覚を感知したり、聴覚や視覚から入ってくる情報の意味を理解したり、自身と周囲の空間認知などの能力を発揮するために存在しています。

ここが機能低下起こすことで、当然日常生活のハードルが上がり、無駄な緊張による姿勢の変化、動作の変化に繋がり、結果的に「長く歩けない」「疲れやすい」「腰痛」「ひざ痛」などの症状に繋がりやすくなります。

これらの症状に対して、筋力強化をする前に的確に脳機能を向上させた方が身体の悩みの解決は早まります。

人生100年時代と言われて数年経過しますが、現役で仕事を続けていく平均年齢も上がってきているのが現状であります。

仕事のパフォーマンスを向上させていく上でも科学的根拠を基にした運動療法がこれからの時代必須だと考えております。

90歳以上でもご自身の足で健康的に、脳機能もある程度良い状態にしていく為にも必要な考え方を書かせていただきました。

会員数が増えてきており、日中の時間帯の予約枠が埋まってきておりますので、日中ご希望の方は早めのご予約がお勧めです。当スタジオは人の体内リズムを考慮して夜の時間帯の運動はおすすめしておりません。早朝は5時台からご予約可能です。