情弱になってはいけない

横浜筋トレスタジオの宮原です。

明日から7月になりますが、1日で気分一新となる方も多いかと思います。

季節の区切りによってやる気になる人も多いと思いますが、結局は人生は「一日一日の積み重ね」であり「明日から」「来年から」と言っている人は何も得られない、何も変化しないというのが現実なのかもしれません。

ジャンル問わず何事においても、表面的ではなく「内面」「表には見えない」部分を磨いている人が「心の強さ」に直結していける人ではないでしょうか。

SNSが発達している現代においては、どうしても「表面的」「外的」に意識を向けがちなので、「マッチョ」とか「派手」「高級車」「カッコいい」「流行り」みたいなものに憧れを抱く人も少なくありません。

トレーニングにおいても同じで「最新の」「流行の」というものに飛び付く人も多いのではないでしょうか。

もちろん、そこには否定するものは何もないと思います。

素晴らしい文明の発達の象徴であり、何事も経験が大切であります。

しかし、「軸」がない人がそのような「表面的」「上辺的」「外見的」をモノマネしたところで、所詮「ニセモノ」「胡散臭い」ものになってしまいます。

そうならない為にも、やはり一つの道を極めるまでやるというのは非常に大切な事であると、最近つくづく感じております。

僕の本業であるトレーニングにおいても同じであります。

健康づくりにしろ、スポーツパフォーマンス向上、筋力向上、ダイエット、転倒予防にしろ目的や目標は違えど一つの共通項があります。

それは「人の体」という事です。

「人の体」を理解せずに「〜最新式メソッド」「〜最新器具」などを使用しても、実施をする本人が体の理解をしていなければ、何も意味がないと個人的には思ってしまいます。

もっと具体的に言えば、球技で相手のディフェンスを交わせない、あるいはなかなかドリブルがうまくいかず、すぐにボールを取られてしまうという場合、もしかしたら耳の奥にある平衡感覚に問題があるかもしれないのに、これを誤って「筋力が足りないのだ」とコーチに言われて、懸命に筋力向上を行なったとしても課題を解決できる可能性は非常に少ないです。

耳の役割は聴覚だけでなく、平衡感覚も担っており「重力と加速」「回転」を感じ取る機能があります。

主に「回転」を担っているのが「三半規管」であり、「上下と左右への加速」が「耳石」の役割となっています。

これは寝た姿勢からの立ち上がりなどで、頭がフラフラする人にも当てはまります。

「体」の特徴「身体の原理原則」を知っていれば、行うべき事は把握できますが、何も体のことを理解していないと直ぐに「〜式」あるいは「周囲の噂」で手法をあれこれ変えて答えを探しに行こうとします。

これは人生の「原理原則「普遍的」なものを知らなければ「占い」「自己啓発」「スピリチュアル」「コーチング」にハマるのと同じ事であります。

この類のものに関しては、「掴みどころがないふわふわしている」ものであります。

しかし、世の中にはこれで生活が成立している人も多くいるので、やはり「情報弱者=情弱」相手のビジネスなのだとつくづく感じてしまう今日この頃であります。

人生色々で何を選択するかは個人の自由でありますが、やはり私は「3つのふへん=普遍・不変・不偏」的なものを人々に伝えていき、将来の日本や世の中を良くしていきたいと感じております。

本日は以上です。

明日も「日々是好日」でありますように。