小腸と腰痛
こんにちは!横浜筋トレスタジオの宮原です。
「お腹の膨満感」「食べた後はすぐにお腹が張って食べれなくなる」などは、SIBO:シーボ(Small Intestinal Bacterial Overgrowth:小腸内細菌異常増殖)という症状かも知れない、と言われておりますので、気になる方は医療機関でご相談される事をお勧めします。
さて、小腸を発生学的観点から見ていきましょう。
肝臓と胃が出てきて、胃はこの時点で縦長になっており、段々と膨らむと同時に捻りながら左側に移動してきます。
この時、十二指腸はまだ真ん中に残っていて、中腸から後腸にかけてお臍に向かって長くとどんどん伸びていきます。
しかし、身体内ではある程度のスペースに限りがありますので、伸びっぱなしではなく、ぐるぐる捻りながら成長していきます。
また、私たちが姿勢や動作を変化させる度に腸の場所が変化しないようにアンカー的な存在があります。
それが「腸間膜根」と呼ばれているものです。
小腸の腸間膜根の位置は第2腰椎左側から右仙腸関節まで斜めに付着しているのが、特徴的でもあります。
その為、左側の腰痛や右側の仙腸関節痛があった場合、小腸や腸管膜根に何かしら癒着や負担がかかっている可能性も考えられます。
腰痛に関して言えば、食生活の改善に伴い腰痛も改善されるというケースも少なくありません。
このように内臓と様々な症状はリンクしているのであります。
参考になれば幸いです。
本日は以上となります。