体幹トレーニングよりも前庭が優先の理由

こんにちは!横浜筋トレスタジオの宮原です。

普段、街を歩いていて、地面をじっと見ている人を見かけると思います。

これは前庭機能の低下によって、視覚に頼らないと「転倒」「つまずき」の危険性があると自然に感じて表出する行為であります。

このような人に対して、家族が「もっと背筋を伸ばして」「前を向いて歩いて」などとアドバイスをするのは逆に転倒のリスクを高めて、危険だということを知っておくべきであります。

元々、前庭システムには2つの情報を判別する機能が備わっています。

それは「自分自身がどこに向かって移動しているのか」「重力の感知によって頭の位置は上なのか下なのか」を認知しているます。

前庭システムがきちんと機能している時は、目を瞑っていても「どこに向かっているのか」「どの方向に自分自身が立っているのか」ということが把握できます。

これらの機能や感覚が失われてる「全身の過剰な緊張」「肩こり、腰痛」などにつながってしまいます。

日常生活だけでなく、スポーツにおいても同様であります。

スポーツ中にバランスが崩したときに、立て直しができる選手とできない選手の違いはもやはりこの前庭システムの機能に違いがあります。

体勢を崩したときに前庭システムが瞬時に「どのような方向に倒れて」「自分の体勢がどうなっているのか」などを把握して、それを修正しようとします。逆にそれらを察知できない選手はそのままバランスを崩してしまいます。

例えば、左の外側半規管の機能低下が起きているとき、空手の選手が右の回し蹴り(左回旋)がうまく蹴れない可能性があったり力が入らないケースがあります、これに対して「もっと体幹を鍛える」では、なかなか改善されないかもしれません。

日常生活の質の向上、歩行改善、スポーツパフォーマンスの向上において前庭システムのトレーニングが有効だと知っていただけたら幸いです。

「筋トレしても歩行が改善されない」「筋トレしても姿勢が改善されない」などのお悩みがある方はぜひ体験にお越しください。

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