筋力よりも先に着目すべき機能とは
こんにちは!横浜筋トレスタジオの宮原崇です。
骨盤はなにも女性だけでなく、腰痛持ちの男性にも必要な要素であります。
身体を考慮する上で「重力」「反力」=外力について着目していく必要があります。
なぜなら、私たちは身体という物体を移動させていく時に、必ず「外力」を利用するからであります。
重複となりますが、外力とは「重力」と「反力」のことであります。
現実的はありませんが、私たちは宇宙に行き、その空間に放り出されたとします。
そこで手足をバタバタさせても進むことは出来ないはずです。
その理由として、身体の内部で力を発生させているからであります。
それだけ外力(重力、反力)は移動する上で非常大切な要素であります。
高齢者の歩行困難は単純に筋力低下だけではなく、この外力を上手く使えなくなっているという要素も充分に考慮するべきであります。
ということで、先ずは「重力」について考えていきましょう。
地球上に存在する人間も含めた全ての物体は重力によって地球の中心に引っ張られています。
重力があることによって地面の上に立つことが可能となり、重力を感知しているのは「前庭覚」であります。
このような観点からも歩行改善、姿勢改善、動作改善において「筋力」よりも先に「前庭覚」の機能訓練を行うことがお勧めです。
健康づくりのお役に立てれば幸いです。