モモ裏の筋肉を感じるか
こんにちは!横浜筋トレスタジオの宮原崇です。
転倒予防や寝たきり防止のために、足腰の筋力強化をおこなっていう方も多いかと思います。
筋を「感覚器」「移動器」「運動器」の3つの分類ができることを昨日お伝えしました。
そして、骨盤に着目をした場合、先ずは「ハムストリングス」「内転筋群」「臀筋群」「大腿四頭筋」の筋肉の伸長感があるかどうか、ということにフォーカスをする必要がある。ということもお伝えさせていただきました。
ということで、今日は「ハムストリングス」についてです。
ハムストリングスという筋肉はモモ裏の大きな筋肉となります。
関節には「参考可動域」というものが存在します。
ハムストリングスが関与する股関節の屈曲角度であれば、85度〜90度で止まるのが正常範囲だとされています。
少なくても、この範囲でハムストリングスが伸びている感覚がないと「感覚器」としての機能が正常な状態だとは言えません。
よく身体が柔らかいことを自慢する人がいますが、大切なのは見た目ではなく、内面の機能がきちんとあるかどうか、ということが非常に大切な要素であります。
もう少し細くハムストリングスの伸びる場所を細分化していく場合は、膝関節を伸ばした状態、膝関節を曲げた状態でそれぞれ伸ばすことで、ハムストリングスの近位と遠位の伸長感を得られます。
膝関節を曲げた時で股関節を屈曲していくと約135度くらいまで伸びていきますが、股関節の近位の付着部に「伸長感の有無」を確認していく必要があります。
これを「他動的」「自動的」にそれぞれ行う方法があります。
まず、足腰を鍛える前に筋肉の感覚がきちんとあるかどうか、を確認することがお勧めです。
健康づくりの参考になれば幸いです。