過剰な視覚依存してませんか
今日も朝から穏やかな気候であります。
いつもスタジオには朝5〜6時頃に入りますが、この時期の日の出は最高に綺麗に見えます。
さて、今日も「視覚」についてです。
現代人はスマホが必須の生活であり、これに対しての視覚依存も過剰なくらい高まっております。
視覚依存の原因として「身体感覚低下」、バランス機能を司る「前庭機能低下」の二つが考えられます。
この2つの機能を運動などで高めない限り、人は生涯に渡り視覚依存を続けることになり、これが転倒や二足歩行機能低下、運動機能低下あるいは感情のコントロール不全が起きやすくなります。
学校や会社の健康診断で行う「視力検査」は目の前の物体などきちんと見えているかどうかという「事実」であり、それに対して視覚機能というのは「見たものをきちんと脳で処理をしてイメージができるか」という明確な違いがあります。
要するに「視力が良い」=「視覚機能が良い」というわけではありません。
そのため、人の健康づくり行う上で視力がきちん機能していると同時に、視覚機能を鍛える必要もあります。
デジタルデバイスなどの二次元画面を見続けることで、眼球の機能が崩れやすくなります。焦点が合わなくても画面を見れてしまいますので、過剰に視覚が固定されてしまうことになります。
これが身体の様々な不調に繋がります。
意外だと思われる方も多いかもしれませんが「視覚に対する依存」は「脳卒中」「脳震盪」「慢性足関節不安定症」「膝蓋骨不安定症」「前十字靭帯断裂」などのリスクが高まると言われております。
これらのことを踏まえても視覚依存が多いと感じている人は運動で「身体感覚」「前庭覚」を鍛えることがお勧めです。
本日は以上となります。