視力は見えすぎも問題
こんばんは!横浜筋トレスタジオの宮原崇です。
眼球と全身の連動性は密接な関係性を持っています。
この眼球の可動性の機能低下を無視して、全身運動を行っても効果が半減することは知られています。特に、眼球に関わる「外眼筋」が機能低下をすることで、それに伴い「頚眼反射」「視運動性反射」の機能低下も起こりやすくなります。これによって、筋紡錘が豊富な「後頭下筋群」も機能低下を起こして、結果的に頚部の可動域低下になります。
この状態で、眼球運動の機能を上げずにいくら首回しの体操を反復したところで、根本的な改善には至らない可能性が大きいので、やはり運動器と眼球の機能は切っても切れない関係性にありますので、肩こり・腰痛に関してはスマホやパソコンなどの近くのものを見すぎることで、視覚の調節が過剰に行われない環境を作ることは必要となります。
「視覚の調節が過剰にならない」というのは言い方を変えると「目がリラックスできる環境」を作ることが大切となります。
目がリラックスできている時は、
「目の緊張が少ない」
「頭と首もリラックスしている」
「遠くがよく見えるようになる」
「メガネやコンタクトでの矯正度合いが少なてすむ」
『頚部より下の「胸椎」「胸郭」「横隔膜」がよく動くようになる』
「姿勢が変わる」
などの変化をもたらしてくれます。
レーシック手術やメガネ矯正で遠くが2.0見えるというケースでは、近くを見る時に、それだけ視覚の調節が必要になりますので、2.0見えるようになったからと言って、必ずしも身体にとって良いとは限りません。これは私自身の過去の経験でもあります。何事もちょうど良い「中庸」というものは存在するものです。
健康づくりの参考になれば幸いです。